テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

若菜

2010-10-06 09:05:34 | 和食
 愛媛県人が大好きな秋祭りの季節がやってきました。昨晩、二番町界隈をふらふらしていると、女みこしに出くわしました。ちょっと疲れ気味だったようで、あまり元気がありませんでしたが。



 こちらは、その二番町から電停通りをわたったところにある「若菜」さん。もう神輿を担ぐ年ではなくなったシャム社長と行きました。 



 そんなに大きくないお店ですが、カウンター席のほかに、座敷やテーブル席もあります。



 つきだしの茶豆。



 三種盛り合わせ造り(1500円)。トロガツオ、サワラ、カンパチ、サンマです。うん? 4種あるような気がするのだけど。カツオも戻り鰹の季節ですねえ。私は、貧乏性のせいでしょうか、とにかくサンマがおいしく感じられました。脂がのっていて、口の中でその脂が広がります。スーパー「フジ」で売っているサンマの刺身と全然違います。



 八寸盛り合わせ(1000円)。タコは甘めに煮付けられていました。それからカモ、イカの塩辛、かまぼこ。丸いのは里芋と鮭です。日本酒が進みます。



 揚げだし豆腐(500円)。チェーン店ものの居酒屋の揚げだし豆腐とちがって、いい出汁を使っているという感じです。



 「若菜」の店主の自信作という天ぷら盛り合わせ7種を2人前(1200円×2)。コーン、穴子、エビ、ししとう、ごぼう、レンコン、舞茸、ほーたれ。うん? 気のせいか8種あるような…。和食では3種といったら4種、7種といったら8種と、一つ多く出すきまりなのでしょうか。それとも「若菜」特有のサービスなのでしょうか。コーンは甘く、秋という感じです。個人の好みの問題ですが、関東人の私はでてきた瞬間(というか店に入った瞬間)、ごま油が香るような専門店の天ぷらが好きなので、ちょっと物足りなかったかな。



 最後に、シャム社長は老人ぽく、梅だし茶づけ(500円)。



 私はひゅうが飯(1000円)。ひゅうが飯でてきた瞬間、シャム社長は非常に悔しそうな顔をしました。理由を聞いてみると、「ひゅうが飯って、日向地鶏をつかったご飯ものじゃないんぞお」というではありませんか。マヌケです。何十年愛媛に住んでいるのでしょう。どうして愛媛の郷土料理をしらないのか。地鶏の炊き込みご飯か焼鳥丼のようなものを想像していたというのです。



 「ひゅうが飯にすればよかったあ」とシャム社長はわめいて、私のひゅうが飯を半分食べてしまいました。シャム社長は「うみゃあ」といっていましたが、たしかにおいしかったです。ということで、和食のお店ですが、あまり敷居が高くないところがいいです。お料理もなかなかおいしいですし。 

「若菜」 松山歩行町1-13-4 089-934-9111