この写真は 有名な広隆寺の弥勒菩薩像です。真に穏やかで魂が洗われる様な美しい姿と思うのですが 立派なお寺で国宝に指定された有名な仏さんも有れば、野ざらしで道行く人に和やかに微笑みかける石仏さんも有る。どちらも仏さんの慈悲深さには変わりないのですが。 人間の社会でも同じで有名で立派な方が一生懸命社会の為に頑張っている方もいれば、全く無名ですが小さな親切を人に施している方もいる。私達は愚か者でマスコミに載り、有名な方が偉い人と思いがちですがはたして人の価値観は何で決まるのでしょうか。
。仏教の教えには人の悩みと同じだけの数の教え(経典)が8400巻有ると言われています。弥勒菩薩さんはお釈迦さんの教えが無くなる末法の時代に乱れた世に現れ私どもを救うと言われています。
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今日は京都の村さんの誘いでここに来ています。
そうです、ここは京都の嵐山、写真は渡月橋です。
昨日の雨も上がり嵐山は新緑で眩いほど、所々に藤の花も咲いて山は春から初夏に移り変わろうとしています。
船乗り場から屋形舟に乗って川上に数百mの処の川の中に舞台が見えてきました。ここで嵐峡フェスティバル.船上音楽祭が行われ今日は午後から和太鼓の演技が行われました。 京都造形芸術大学の学生さんや有志の方々で和太鼓の音色が山にこだまし、湖面に映り、大自然のホールに響き渡ります。 岩場も自然のホールの一部です、力強い和太鼓の音色が山々に響きます。 平安の貴族達はこの様な屋形舟に乗り栄華を極めたのでしょうか。風も無く暑くも無く、寒くも無く絶好の陽気、嵐山に響き渡る太鼓、一時間程の熱演に船上から割れるような拍手は止むことなく続きました。 時には浮世の嫌な事も忘れ自然の中の和太鼓の響きに心洗われる一日に感謝感謝でした。
5月4、5日は多度祭りです。多度祭りと云うと多度大社の「上げ馬神事」が有名でテレビや新聞で報道されます三重県の無形民俗文化財です。今回は余り報道されない処を御紹介しましょう。
ここは多度大社から東に下る事約2.5kmに有る小さな境内の船着神社です。この神社で多度祭り最後の神事が行われます。神さんの乗られた神輿から多度大社の宮司さんや神官、お稚児さん、馬から騎手その他関係の役員さん達が勢ぞろいします。
狭い境内は祭りの関係者の方々で一杯です。
多度大社の宮司さんの祝詞に次いで関係者の方々の玉虫奉てんが行われ祭りも最終に近づいて行きます。
通称私達はここを須賀の馬場と云っていますが各地区の神馬と騎手が揃って最後の馬の駆け込みが行われます。今日は六頭の馬が多度大社で坂に挑戦して三頭が上がったそうです。上げ馬で豊作を占う神事ですが日本の景気も今年はやっと水面を越えそうです。
昨日の上げ馬神事の普通の陣傘姿の騎手ですが5日は陣傘の上に各地区独特の飾りを付けて祭りに華を添えます。騎手は各地区(6地区)に住んでいる中学生から高校生の青年です。
祭り最後の人馬一体の疾走が始まりました、余り早いのでシッターチャンスが難しく上手く写せませんでした。この祭り、動物愛護の方々から馬を青竹で叩くとか馬に興奮剤を飲まして虐待をしているとクレーム、又祭りを行っている関係者の未成年に酒を飲ましているとかで三重県指定無形文化財の取り消し話が持ち上がっています。今回も県文化財保護審査会の委員さん監視の中での祭りでした。昔の当たり前は今は犯罪行為、祭りの運営も今流に成らざるを得ないでしょうね。関係者の皆さん御苦労様でした。
我が家から1Km足らずの処にこの地方屈指のガーデニング用品販売の「花ひろば」が有りす。夕方この店に切り花を買いに行くと。
駐車場にはガードマンがいますし広い駐車場はほぼ満車の状態です。失礼ながらゴールデンウィークにこんなにお客さんが入るのでしょうか、少し不思議に感じた。
店内も人、人、人で一杯でした。綺麗に咲き誇る花とお客さんで大変華やかな光景です。このゴールデンウィーク、テレビや新聞等の報道では高速道路が何十キロの渋滞で大混乱とのことです。景気も良くないのであまりお金も使いたくない、遠出も疲れるので小さな庭でガーデニングを楽しもうと云う方が花ひろばに詰めかけたのでしょうか。小さな庭にレンガを並べ花を咲かす微笑ましい我ら庶民、この連休が終われば又働き蜂の様に蜜集めにブンブンと飛びまわる事でしょう。しかし本物のミツバチは今年、病気で激減、ミツバチの巣が盗まれる御時世です。
日本は中々デフレから脱出できなくて喘いでいます、先が見えないから消費を抑えようとの庶民のささやかな抵抗が益々デフレを呼ぶデフレスパイダルは何時まで続くのでしょうか。