先日、日本仏教の殿堂である比叡山延暦寺に行ってまいりました。
大黒堂では60日に一回ある甲子祭の行事があり全国から多くの方がお参りに来られていました。出世三面大黒天さんは毘沙門天、弁財天さんと一緒に庶民の生活万般をお守り頂いている仏さんです。
延暦寺の今年の標語は挑心燈(チョウシントウ)、つまり心に温かいともし火を掲げましょう、と云う事だそうです。
昨年、清水寺の一文字漢字は[輪]でしたが延暦寺は挑心燈ということです。
比叡山は先日来の雪が解けず、又今朝も少し雪が降った様で久しぶりの雪の中のお参りでした。
ここは広大な比叡山の北方向にある横川(よかわ)の元三(ガンザン)大師堂です、ここもすごい雪でしたが通路は掃き清めてありあり足元が濡れず有り難たかったです。
この変な絵は角大師と云って疫病のお守りです。昔、京都に疫病が流行し、多くの人々が亡くなられた。
元三大師は如何したら疫病から人々を守れるか座禅を組んで仏様に伺うと自分の姿がこの様な姿になって鏡に写りました。その姿を一人の弟子が書きとめてこれを木版にして病に苦しむ人の玄関に張った処、疫病の悪霊は立ち去り病気が治ったそうです。
私も一枚この木版のお守りを賜り玄関の戸の上にペタリと貼り付けました。これで無病息災となれば有り難いことです。