さる27、28日は熊野方面の神々様にみろく苑の方々と参拝に出掛ける。あいにく27日は雨でしたが熊野速玉大社(クマノハヤタマタイシャ)にお参りの頃には雨も小ぶりになりました。
先ずは世界遺産の熊野速玉大社へ
この大社も昨年の7月の台風による豪雨で甚大な被害が出ましたが今は何事も無かったかよに静かなたたずまいです。
御神体は神倉山の霊石ゴトビキ岩(天の磐盾)で自然崇拝の源だそうです。
そして熊野那智大社(ここも世界遺産)へ、この大社の御神体は日本一の高さ133mを誇る那智の滝です。ここも自然崇拝で有ります。
今日の雨を集めて滝の水量は豊富で参拝所の近くまで水しぶきでお清めをする。
次は車で1時間ほど山に向かって今晩宿泊する湯の峰温泉へ、雨は小ぶりですがこの地方は日本一の豪雨地帯で空は雨雲が立ち下がり神の居ます神秘的な光景です。
湯の峰温泉です。 湯けむりが上がっている四角い囲いの中には90度の温泉がブクブク噴き出しています、ゆで卵は10~12でOK
何か注意書きが、よく見ると、カラスが卵を取りに来るので注意。
この様に網に入れて湯の中に卵を入れるのですがカラスは湯の中から網を引きつりだし網を破り卵を失敬する匠の技を披露してくれました、と私の友は感心したり怒ったり、さすがは八咫烏(ヤタカラス)(三本足の烏で日本のサッカーのシンボルマーク)の子孫、ここも自然崇拝の深い所と何事にも感謝する。
全国の熊野神社の総本山で有ります熊野本宮大社
須盞嗚尊(スサノウノミコト)様にご挨拶、尊はこの大地が荒れ果てていたのでお嘆きになり自ら木を植えられて「木の国=紀の国」と名付けられたそうです。
この熊野本宮大社は元来熊野川の中洲に有ったのですが明治22年に熊野川の大洪水で社や神殿が大崩壊しましたので現在の所に移設されたと書かれています。
昨年の大洪水は100年前にも有ったのですね、天災は忘れたころにやってくる。
昨年の豪雨による山崩れは至る所に。
この山も豪雨で大きく崩壊しています。
日本の神道は天地自然が神さんと崇めました。山も石も木も川も滝も総て神(自然)の分け御魂と崇拝しました。
穏やかな時は神さんのお恵みと感謝し、荒れ狂う時は神さんの戒めと己のオゴリを反省して神を敬うのでした。
しかし人間は段々自然をコントロールすることで間違った恵みを得ようとするようになったので最近は想定外の自然災害が頻発する時代になった。
所詮人間は自然の中の小さな生き物で有ることを忘れてはならない。
忘れてた、忘れてた、いずれ死ぬ身である事を