私が最初に就職したのが名古屋駅前の豊田ビル(6,7階)に入居していた某会社でした。当時は高層ビルも無く豊田ビルから天狗の故郷、「多度山」がよく見えた。しかし当時の豊田ビルも隣接した有った毎日ビルも無くなり東海地方で一番高いミットランドスクエアー(高さ247m)に建て変った。世界一を目指すトヨタ自動車の戦略拠点が東京からここに移転してきた。今日(30日)はあいにくの雨でしたがこのビルのスカイプロムナード(入場券700円)にジェツトコースターほど早い高速エレベータで昇る(天狗は高い所がお好き)。
名古屋駅前地区の超高層ビルの草分けはこのルーセントタワーでした。名鉄.中電.住友生命.トヨタ自動車.大成建設などが牛島地区再開発組合を設立して建設を始めた。駅前から少し北に寄っていますが駅前の大地下街とは290mにわたり異世界旅行絵図のプロムナードで繋がっています。高さ180mのこのビルもミットランドスクエアーから見ると小さく見えます。東側のガラスの壁は緩やかなカーブを描き柔らかさをかもし出しています。(本来はもっと綺麗な建物ですが雨のため霞んで見えます)
何と言っても駅前の超高層ビルの存在感はJR東海のセントラルタワーです。ツィンタワーで高い方のタワーが245mです。このビルの出現で名古屋の商圏は栄地区から名古屋駅前地区に移ったと云われています。しかし東京や大阪の大都会に比べると名古屋のビルはいまひとつ面白くないと思いませんか。名古屋人はケチで能率主義で無駄を嫌うそうでその象徴がトヨタ自動車だそうです。世界一になるには無駄を省き、ひたすら働く姿勢が大事かな~?。この思想がミットランドスクエアーにも出ていますし、トヨタ空港と云われています中部国際空港(セントレア)にも覗えます。関空と比べてみるとやはり建物は関空の方が遥かに面白い。しかし中部国際空港(社長はトヨタから派遣)は開港初年度から黒字経営です、空港経営が初年度から黒字なんてとんでもない快挙だ、トヨタ式経営でないと出来ないアッパレなものです。
今年の三月にもう一つ駅前に変った超高層ビルが完成した。名古屋モード学園のスパイダルタワーです。高さは170mと超高層ビルとしては少し小柄ですが名古屋のケチさが無い、誰が見ても無駄の多い平面構成と高額な建築費が伴う曲面のガラスのカーテンウオールは名古屋が大いなる田舎と云われ無い為に一石を投じた話題作です。名古屋モード学園は東京でもこれより大規模で蚕の繭を思わす超高層ビルを建設中です。日本で一番元気な東海地方、その中心はやはり名古屋です。私の勤めていた時も田舎者の天狗は駅前地区の地下街や名鉄、近鉄等のビルダッシュに目をパチクリしたが変貌激しい現在の駅前地区に改めて目をパチクリさせられた。