佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

演奏会に行った(つもりになりました)Vol.4

2006年01月14日 23時56分45秒 | 音楽

 

 松永貴志のピアノソロライブに行ったつもりになりました。

 

 松永貴志は、現在若干19歳。

独学でピアノ・オルガンを始め、

幼き頃より、高い評価を受ける。

若干17歳でデビューアルバム「TAKASHI」を発表。

各種メディアに取り上げられ、ツアーも大成功。

Jazz界の一流ミュージシャンとも数多く共演。

18歳で、出光音楽賞を受賞。

今注目のJazzピアニストです。

 

 今日のだいしホール、ちょっと我慢し、

レンタルCDを探す。

ありました。さっそく借りる。

3rdアルバム「TODAY」。

 

 聴く。

 

 実は、Jazzにはとても興味を持っているが、

かなり未開拓の領域。

新潟はアマチュアジャズが盛んで、催しもある。

21日もあるので、行けたらとは思っているが。

昨年9月に、初めて生で、一流プロのJazzを聴いた。

TOKU、日野皓正、Fride Prideなど。

すごかった。けど、初めてで、不思議な感じ。

ソロのタイミング、その際の拍手のタイミングとか、

当たり前だけどクラシックともポピュラーとも違う。

そして、CDも持ってない。

 

 だから、Jazzについて、コメントしづらいですね。

この松永貴志のCDも。

 

 音楽においては、

いろいろなものさしを持つことが大事だと思っている。

クラシックの目線でジャズを見るのは、

一つの見方だけれど、

ジャズ自体を聴いて深めることが、ジャズを知る最短だと思う。

他の音楽もそう。だから、色々な音楽を聴きたい。

そして、何十本ものものさしを持ちたい。

 

 だから、今日は超初心者の感想として。

 

 このCD、ソロではなく、ベース、ドラムとの

トリオでの録音。松永自身の自作曲も入っている。

演奏は、率直に言うと、悪くないと思う。

若さ溢れるというよりは、安定した演奏に感じる。

作曲のセンスは、特に優れている気がする。

でも、

録音でジャズを聴くのって、こういう感じなんだろうか。

なんか、今ひとつ、気持ちが盛り上がらない。

最近のクラシックCDでも、そう思うときがある。

レコーディング技術の向上の功罪もあるのではと思う。

何だか、角が取れすぎているというか。

まあ、録音なんだから、当たり前か。。。

 

 でも、やっぱり、リズムの揺らぎというか、

音と音の間というか、

もう少し、曲や演奏に、そういうのがあったらいいなと思った。

今日のライブでは、あったのかもしれないけど。

 

 このCDには、彼の一番有名な曲、

報道ステーションの曲「OPEN MIND」、

ピアノVer.とサックスVer.が入っている。

これは聴きごたえがある。

入門にはいいと思います。

 

 いやー、未だかつてないくらい浅い(苦笑)。

恥ずかしいよ、こんな文章。

誰か、教えて下さい。

こんな曲、こんなプレイヤーがいいよ、など。

やっぱり、生演奏を沢山聴かないと、

耳は育たない。

そういえば僕のモットーだった。

これからはジャズにも足を運びます。

 


白い悪魔の話~浅薄な知識で恐縮ですが(その3)~

2006年01月14日 02時55分05秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 上越の皆さん、大丈夫ですか?

 

 一斉雪下ろしが始まった。20年ぶり。

僕が小学生の頃以来。誰か町の様子を

コメントしてくれると嬉しいけど。

 

6、雪ってそんなに重いの?③

 

 気温が上がるらしいです。かなり。

雪が融けるのはいいのですが、

雪崩が心配です。

 大規模な雪崩だけではないです。

屋根の雪が一度に落ちたりします。

落ちるのはいいのですが、下に人がいるとどうなるか。

 雪国の学校の体育館の屋根は、雪が積もらないように、

積もると自動的に落ちるようになっています。

その頃になると、体育館の下は、進入禁止になります。

雪が沢山落ちると、山になって、子供にとっては

遊び場発見、ということになりがちだが、

再三書いているように、雪は重いです。

落ちてきた雪が直撃して、首の骨が折れる事故、

雪の直撃を受け、埋もれて出られずに窒息する、

そんな事故が結構ありました。

この週末は、雪の落ちそうな場所には、

絶対に近寄らないようにしましょう。

 

7、除雪の話

 

 「除雪」とは、読んで字のごとく、

雪を除く作業です。

 でも本当は、「無雪」がいいのです(こんな言葉ありませんが)。

雪を無くしたい。でも出来ないから、雪をどけるしかない。

雪国の道路を見ると、雪の壁が凄く高いですね。

富山の立山のアルペンルートの映像は、毎年流れますね。

あれを見て、

「すごい積雪だなあ」

というのは、半分合っていて、半分は間違っています。

その場合、道路には、雪はないですよね。

つまり、除雪車が道路の雪を端にどけて、

雪の壁が出来た、ということ。

純粋に積もっただけの高さではないです。 

 そう、雪は消せないのです。

「水」という手がありますが、これはこれでまた問題が。

雪国の大型店の駐車場を見ると、

端の方に大きな雪山が見られます。除雪の結果、

置き場のない雪を山積みしているのですね。

だいたい、雪の捨て場というのがあって、

グラウンドのような広い場所や、河川敷です。

これも限界があるので、大変です。

「無雪」の仕組みを作ったら、ノーベル賞ものです。

 

8、消雪パイプの話

 

 雪国の道路には、消雪パイプというのがあります。

道路に埋まっているのですが、

雪をセンサーで感知し、水が出ます。

雪が融けて積もらなくなるので、車には助かります。

水浸しになるので、歩行者には不評です。

車がその水をはねるので、なおのことです。

 しかしこれにも問題が。

私の実家上越高田は特にそうなのですが、

消雪パイプは、地下水を汲み上げています。

汲み上げすぎると、地盤沈下を起こすのです。

今上越高田では、その問題で、対策にのりだしています。

私の出身小学校は、特に沈下の起こる低い地域で、

学校の壁には、亀裂などが結構入っていました。

 

 雪を除く。

 雪を消す。

 

 いい方法はなかなかありません。

各地で事故が起こっています。

皆さん、くれぐれも気をつけてください。

白い悪魔の話はこの辺でひとまず終わり。

雪国の様子、少しでも分かってもらえたらと思います。