佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

白い悪魔の話~その前に一言~

2006年01月10日 23時36分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

 白い悪魔(雪)の話をしたい。

 

 これを読んでる雪の降らない地方の方に、

少しでも雪のことを知って欲しいと思ったから。

 

 その前に。

 

 ニュースって、日々絶え間なく流されていますね。

このニュース、皆さん、どう見ていますか?

 

 刺激的な映像。

 例えば新潟県中越大震災。

山が崩れて土砂が道路を封鎖している映像。

そこで子供を救出している映像。

そういうのは、否応なしに心に響く。

 

 でも、そういう映像は一時であって、実はその後がある。

そのニュースの後に起こっている問題点に、

人はどの程度興味を持てるのだろうか。

例えば、今でも、新潟では、

仮設住宅に9,000人近くの人が住んでいる。

これ、どの程度、知られているのだろうか。

 

 大きなニュースにはもちろん、

どんな小さいニュースにも、

それに関わっている人がいる。

 

自分を、いかに、そこに、リンクできるか。

 

自分に置き換えた時、どう思うか。

 

垂れ流されるニュースを流して見ていないか。

 

そこに、想像力の欠如はないか。

 

 

 日々の生活に流されている自分に対する戒めです。

 

 

 雪に関しても、降らない地方の人は、他人事かもしれません。

僕も雪国に生まれながら、

東京に住んでいるときは結構そうでした。 

でも、東京にも、雪は降ります。

 

 

雪のニュースを見る。

 

その人の大変さを想像する。

 

ふと自分の生活に置き換える。

 

今ここに雪が沢山降ったらどうなるだろう。

 

 

 一つのニュースから考えることって、

実は沢山あるんだな、と思います。

 

 雪深い田舎に住んでる人に対して、

ニュースを見てこう思った人いませんか?

 

「なんで、こんな雪深い田舎に住むのだろう」

「自業自得なんじゃないか」

 

 想像力が働かないとき、

こんなことを考えてしまう、これも人間だと思います。

でも、どうでしょうか。

田舎に住む人にすれば、

なんであんな都会に住むのだろう、と思うかもしれない。

あなたが都会に住む理由があるのと同じように、

田舎に住む人にも理由がある。

災害が起こったとき大変なのは、

都会も同じはず。

 

 僕の今住んでいるところは、雪は少ないです。

でも、少し情報を発信したいと思います。

明日は本題の雪について。