佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

ふるさと讃歌コンサート in 朱鷺メッセ

2006年06月12日 00時09分17秒 | 合唱

 

 昨日告知した本番でした。

いやー、大変でした。。。

 

 

 今日は10:00に朱鷺メッセへ。

控室で体操発声、少し音出しして会場へ。

10:30から15分ほどのリハーサル。

ピアノは使えたので、ピアニストは事前に

ホールで弾いていたのですが、大変なことが。

 

 

 ホールに行くと、そこにあるピアノは、

電子ピアノとは分かっていたのですが、

なんと言うか、小さいグランドピアノの形をした、

”かなり色々な機能のついた”電子ピアノでした。

ピアニスト曰く、小さい音を出そうとすると、

音が鳴らない、と。

曲の中には繊細なパッセージなども含まれていたので、

かなり大変なことに。

おまけに、音が打鍵より若干遅れて出てくるので、

とりあえずリハで合わせると、

歌よりピアノの音が遅れて聴こえるので、

お互い聴き合うとなお合わなくなってしまう状態。

 

 

 実は僕も、経験の乏しさから、

僕の中では、「想定外」だったのですね。

「危機管理能力」が足りなかったかもです。

おまけに、一通り曲を通し終わってから、

「曲の紹介があるので。。。」と担当者から打ち合わせが。

「通す前に言ってくれよ。。。」と心で思いながら、

司会者の読むコメントなどの確認。

明らかに15分が過ぎていたのですが、

もう人手も明らかに足りないし、

向こうもこういうクラシカルな演奏の催しについて明らかに素人。

とりあえず、

 

「何かあったらしっかり拍を振るので指揮者に合わせてくれ」

 

と、団員に。

歌い手の心配を少しでも解消しようとしたのですが、

明らかに自分が一番心配しているし(笑)。

カラ元気というか、でもとりあえずそうするしかなく。

ピアニストには、音の出るのを計算して

若干早めに弾いてくれとかなり無理な注文を。

 

 

 楽屋に帰って流れを再確認。

一応13:30に声出しするまで昼食等休憩に。

 

 そして極めつけは、

「ホールに譜面台がない」と

僕はユートライの担当の方から聞いていたので

(そもそも譜面台がないってどういうことだと。

しかし、今日演奏したのは六角形?をした国際会議場。

ピアノもほとんど使用しない状態だったようで、

誰に聞いても操作できない感じだったし(苦笑)、

変なところ触ると変なリズムが勝手に鳴り出したり(笑)。

なので譜面台が無いのも仕方ないのかなと)、

my譜面台を持参したのですが、

出演4団体のうち、譜面台を持ってきたのは僕だけ(笑)。

スタッフから「本番終わるまで貸して下さい」と(笑)。

うちが1番で、終わったらすぐ練習に向かうので、

演奏会が終わったら責任持ってあとで届けると。

「なんだよ、それ(笑)」。

 

 

 とにかく、リハの時点で非常に疲れたのですが、

時間があったので他の催しを冷やかしに。

スローフード・スローライフ展だったので、

手作りのものを中心にしたフリーマーケットから、

フードコート、県内のお店の出店などあり、

そこそこ人出があって賑わっていた。

 

 僕は結局、桐製のティッシュボックスを

安かったので(700円)購入。

 

 

 昼食(弁当)と着替えを済ませ、13:30から音出し。

曲頭などの確認と、流れの確認。

舞台袖に移動して14:00から本番。

ホールが4階だったので、観客数は今一つだった。

とりあえず無事を祈って指揮を振る。

 

 振るので精一杯な感じながらも、

結構客観的に音が聴けるようになっていて、

ある程度合わないのは目をつむり、

とにかくテンポの設定と曲の雰囲気を伝えることを中心に。

途中事故もあって、必死に縦を合わせるべく振ったのだが、

6/8拍子の柔らかい曲で、縦をそろえるのが大変で立て直せず。。。

まあ何とか終わったって感じでした。

 

 

 いやはや、いろいろあった本番でしたが、

やはり本番に対する指揮者の

「危機管理能力」が問われたといった感じで、

経験不足というか、引き出し不足を感じた今日でした。

 

 

 まあ、こういうことを積み重ねて大きくなっていくのだろう、と

自らを慰めつつ。。。

いやー、たくさん経験積まないとな。。。

歌い手の皆さん、、ピアニストさん、ありがとうございました。