定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

アワノメイガの防除

2010-07-06 22:18:20 | その他の野菜
 スイトコーンは毎年アワノメイガにやられています。
 解説書によると、「アワノメイガは、雨の当たらない隙間などで幼虫で越冬し、春蛹になる。
 スイトコーンの雄穂が出始めた頃、成虫が葉の裏に20~30個の卵を産む。この頃が要注意」とある。
 このことから、旬鮮では毎年、雄穂が顔を出したころから、農薬を散布していたが、防除できず、最後は実まで食い荒らされる始末でした。
 今年は、例年より少し早くから散布した。
 それが功を奏したのか、今年は被害が少ない。
 考えてみると、旬鮮では、気温が上がると発芽がよくなるため、播種時期を一般より遅くしている。
 解説書の「雄穂が出始めた頃」というのは、「一般の栽培で、雄穂が出始めた頃の季節」と理解する方がいいように思う。
 実際、旬鮮のスイトコーンが雄穂を出す頃には、既に卵が羽化している状態ではなかったのか。
 今年は、6月10日に、エルサン乳剤1000倍(収穫14日前まで、4回まで)を散布したが、やや遅すぎたのか、雄穂に幼虫が発生していた。
 その後、6月16日に、アグロスリン乳剤2000倍(収穫7日前まで、3回まで)
 6月20日に、オオタバコガ予防として、アファーム乳剤2000倍(収穫前日まで、2回まで)
 6月29日に、スミチオン乳剤1000倍(収穫7日まで、4回まで)
 と散布したが、それでも、茎の中にもぐっているため、農薬が効きづらく、生き残ったものも多少あった。
 しかし、アワノメイガは、最初は雄穂、その後、その下の茎(画像は茎にもぐっていた幼虫)、その後、雌穂(実)に入ることから、雄穂や茎の段階で切除すれば、何とか最後の実は守ることができる。しかし、ある程度の雄穂(他の株)は残しておかなければ、花粉が得られないし、あまり実に近い茎まで切除すると実入りが悪い。
 やはり、初期の防除が重要で、その時期は、スイトコーンの雄穂の状態ではなく、季節が重要で、この地方では、6月5日頃が、第1回の防除の適期と考える。
 この時期は、田植と重なるが、来年こそは遅れないようにしよう。

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