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・ 11月23日 岡山県美作市にて、黒大豆の葉落とし作業中の圃場で農家の話を聞く。
転作田に作付け。連作障害で一部に白カビ様枯死の株あり。圃場で10日乾燥の後、JAで脱穀調整。出荷は正月過ぎになる。とのこと。
うちではまだ茎が緑色をしているものも多いが、この地方では、もう完全に枯れていて、柄が簡単にもげる状態であった。
経過及び結果
・ アスパラガスは、茎枯病対策及び除草の徹底を図ることが必要。
昨年は収穫ゼロであったが、今年は少し採れた。
・ トマトは、後半オオタバコガの被害が大きかった。防除の強化が必要。
鳥対策は、実の房がすっぽり入るくらいのクリネットをかぶせて被害は無かった。
・ ミニトマトは、よくできたが需要が少ない。
・ 小玉スイカおよび金俵マクワウリは、根に小さい白いウジがつき、数本枯れてしまった。ウリバエか、タネバエの対策が必要。
・ ナスは、半身萎凋症で三分の一ほど枯れた。伝染するので病株の早めの処分が重要。
・ スイトコーンは、おおむね順調。作付けを増やす必要あり。
・ エダマメは、シロイチモジマダラメイガにやられ全滅。毎年防除に失敗。
・ サツマイモは、初めてツクバコマチを作ったが、おいしい。特に細い芋にもスジがない。干芋も絶品。
苗は、25本2500円であった。4月27日に25本挿し、伸びたつるをさらに挿していった。最終6月20日に挿したが、収穫した芋の大きさから、この頃までに挿すのが限度のように思います。
・ 黒大豆は、前作の残菜(ブロッコリー)の肥料成分がききすぎ、登熟が遅れた。
・ 大豆殻をすきこんだ後の圃場にサトイモを植えたが、極めて成長が遅かった。窒素飢餓に気をつける。
・ たまねぎはたくさん作りすぎ、収穫時期が梅雨とかさなり、乾燥が十分にできず、多くを腐らしてしまった。量を減らし、収穫日ちかくの病気の防除に努め、腐る玉を少なくする。
・ ネギは、この地方の在来種でスーパーの店頭にもなく好調。移植の時期を確立する必要あり。
・ キャベツは、生育初期に防虫ネットをかぶせたが、キャベツが大きすぎ、ネットの効果を十分発揮できなかった。ちりめんキャベツは小型で可能かもしれない。
・ 特別おいしいミニはくさいでないと、売りにくい。店頭ではお客さんは大きいはくさいを選択する。
・ でじまは3月24日に購入した種芋を植え付け、6月中旬堀上、種芋として保存し、9月1日に秋作として植えつけた。
催芽処理もうまくいき、順調に生育した。
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