定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

小説定年楽農34

2018-11-07 21:16:15 | 小説定年楽農
 
稲作 納税猶予の壁
稲刈りの作業委託を、農協の農作業支援センターに申し込みに行きました。
水田40aの作付けでは、コンバインを購入するより、経費が抑えられるからです。
稲作のおおよその経費を10a当たりでみると、稲刈りの作業委託料は2万円、乾燥調整費が17000円、肥料、農薬、苗代、水利費、機械修理費など10万円、暑い盛りの畦草刈りなどの労賃をみなくても、1俵当たり17800円もかかっている。
今の米価が1俵当たり12000円程度なので、採算が取れず、全体で17万円の赤字です。大規模農家に水田を借りてもらいたいが、親から水田の相続を受ける時に、20年間自ら耕作することを条件に、水田の相続税の納税猶予を受けているため、まだまだ自ら作付せざるを得ない状況です。
これだけ米価が下がり、水田の地価が下がるとは予想できなく、結果的には納税猶予を受けたことが間違いであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする