朝晩と家の中はようやく涼しさが感じられるようになりました。
エアコンなしで今日は読書。明日、返却予定の本(図書館に)が
4冊あり、うち2冊は残り少しだったのでまずそれを読みました。
あと1冊はこのあと急いで読むとして、もう1冊は他の人の
予約が入っていなければ貸し出しを延長してもらおうと思ってます。
「先達の御意見」(酒井順子著、文芸春秋)は対談集なんですが、
この本の著者には他に「負け犬の遠吠え」というベストセラーがあり、
その“負け犬”(言葉だけひとり歩きしている感がありますが)をテーマに、
人生の先達10名との対談が収められています。
著者も本の中で、“名言”と言っているけれど、小倉千加子さんの
「結婚とは『カネ』と『カオ』の交換」、「『子ども』は母親の自己実現の
代理戦争に遣われる」とか、上坂冬子さんの「どいつもこいつも何れ
みんな平等に死んでいく」、「取り返しのつくことは努力で解決、
つかないことは忘れることで解決。……これ、私のオバン哲学」といった
言葉は、私もなるほどーと、納得。
他には、坂東眞砂子さんとの対談で、平安時代とそれ以前・以降の
ジェンダーがうまく言い表されていて、興味深かったです。
「日々ごはん④」(高山なおみ著、KTC中央出版)は、新刊コーナーで
見つけて、言うならば直感で借りてきた本。著者は料理家だそうで、
料理の話がベースでいくつかレシピも載っていたりしますが、
どちらかというと、食事の楽しさ・大切さを大事にして暮らしている
一般の人の日記、のように思えました。(ホームページに掲載していた
ものを構成したのだそうです。)
でも、読み進むうち、私が読みたかったのはこんな本だったんだ…と、
発見した気分でした。感覚的な心地良さがあって、自分でも意外でした。
役立ちそうとか、読まなくては、と理性で選んで読む本にはないものを
感じました。いつの間にか、自然に元気が出てきた本でした。
文庫本をひと回り大きくしたような体裁がまた、温かみがあって、
ボリュームもあって、もちろん文章も好ましくて、出会えて良かったです。
エアコンなしで今日は読書。明日、返却予定の本(図書館に)が
4冊あり、うち2冊は残り少しだったのでまずそれを読みました。
あと1冊はこのあと急いで読むとして、もう1冊は他の人の
予約が入っていなければ貸し出しを延長してもらおうと思ってます。
「先達の御意見」(酒井順子著、文芸春秋)は対談集なんですが、
この本の著者には他に「負け犬の遠吠え」というベストセラーがあり、
その“負け犬”(言葉だけひとり歩きしている感がありますが)をテーマに、
人生の先達10名との対談が収められています。
著者も本の中で、“名言”と言っているけれど、小倉千加子さんの
「結婚とは『カネ』と『カオ』の交換」、「『子ども』は母親の自己実現の
代理戦争に遣われる」とか、上坂冬子さんの「どいつもこいつも何れ
みんな平等に死んでいく」、「取り返しのつくことは努力で解決、
つかないことは忘れることで解決。……これ、私のオバン哲学」といった
言葉は、私もなるほどーと、納得。
他には、坂東眞砂子さんとの対談で、平安時代とそれ以前・以降の
ジェンダーがうまく言い表されていて、興味深かったです。
「日々ごはん④」(高山なおみ著、KTC中央出版)は、新刊コーナーで
見つけて、言うならば直感で借りてきた本。著者は料理家だそうで、
料理の話がベースでいくつかレシピも載っていたりしますが、
どちらかというと、食事の楽しさ・大切さを大事にして暮らしている
一般の人の日記、のように思えました。(ホームページに掲載していた
ものを構成したのだそうです。)
でも、読み進むうち、私が読みたかったのはこんな本だったんだ…と、
発見した気分でした。感覚的な心地良さがあって、自分でも意外でした。
役立ちそうとか、読まなくては、と理性で選んで読む本にはないものを
感じました。いつの間にか、自然に元気が出てきた本でした。
文庫本をひと回り大きくしたような体裁がまた、温かみがあって、
ボリュームもあって、もちろん文章も好ましくて、出会えて良かったです。