樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

秋のお彼岸

2011-09-28 23:12:48 | 日記
父の故郷は
福島県田村郡三春
三つの春(梅、桜、桃の花)がいっぺんに咲く場所
滝桜で有名な土地

放射能の風評被害もあるようだが、
ここは谷間、
風の通りがいいらしく
回りの場所よりずっと放射能濃度が低いらしい

そんな父の故郷を訪ねた。
ちょうどお彼岸
父の実家傍にあるお墓参りにでかけた。

                

時宗 法蔵寺
町の目抜き通りの山沿いに
沢山の蓮を飾ったお寺が建っていた
お坊様にお墓の場所を聞いて
本堂裏を歩く
が、ほとんどが同じ苗字のお墓ばかり・・・

                 

聞いて訪ねたお墓が本当にあっているのかどうか怪しい。
でもまあ、すべてのお墓に向かって頭をたれる

かの地より戻ってきているご先祖様たち
皆、ここで育ちここで消えていった方々
血は地なり
皆さん、親戚のような気がする。

多分、父に連れられて最後にここでお墓参りをしてから
40年近く時が過ぎている。
にもかかわらず、なんだか落ち着くのはやはりこの辺の
血が流れている、ということだろうか。

お寺の入り口ちかくに 水琴窟 なるものがあった
地面に突き刺した竹筒
そこに耳をつけてみると・・・

遠く地の底から 水が一滴一滴おちる音が聞こえてくる
澄み切ったその音 
           
何千年の昔からその水は地下の洞窟で滴り落ちているのであろう。

地球の中にも宇宙があるような