樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

鳳凰三山

2011-09-01 23:23:10 | 日記
8月最後の週末
ちょっとだけ無理をして鳳凰三山(南アルプス)へ足を伸ばす。

高速のPAで車中一泊
登山口である「青木鉱泉」に土曜の早朝駆けつける。
             
           
この裏からドンドコ沢渓谷を6時間かけて鳳凰小屋まで歩く
今の時期、お花が一杯
そしてこのコース、4つの大きな滝を見ながら歩けるので
6時間といってもちょっと気がまぎれる。
             
         レンゲショウマ

         
          南精進の滝
  
              
          
           白糸の滝

                  
         4時間ほど歩いた後のこの小川
         あまりにも澄んでいてきれいで冷たくて
         顔もあらい水も飲んでみました。甘い!
         そうです!これがサントリー白州工場で
         あの「白州」というウヰスキーになる水の元

                    
          落差30mはあるかと思う大迫力の 五色の滝

          
         糸のようにたれさがる寄生植物、すだれのよう


       
      ちょっと雨模様。みな修験僧のように黙々と足を出し続けるだけ


 大きな河原にでると、あと少し!鳳凰小屋に到着
     
            昭和7年に建てられたクラシカルな小屋
      でも、山小屋にしてはめずらしく水は流しっぱなしでたっぷりと
        豊富な水場がありがたい。小屋のスタッフはこの水で
             食器洗いなどがんがんやっている。

          
             こたつのある談話室
         小屋の親方の一言で総入れ替えが時々あり
            多くの人たちが話しに集まる

      外のトイレに並んでいたら、おや、虹
           
           

           
         ホウオウサンジャが小屋の周りに今が最後と
              咲き乱れていた

2日目の朝5時まで屋根に音をたてて降っていた雨
富士山とご来光を楽しみにしていたが、諦めた。
でも、小屋を出発する頃には雨はあがりいい感じになってきた。
地蔵岳への1時間半の道、最後の坂は砂地
             
  このあたりに来るとあのオベリスクが目の中に入ってくる
  後ろは真っ青の空!


                     
        てっぺんには人がたち、こちらに手をふっている
流石にあの岩の上には上がる気はしないので、観音岳へのルートをとる。

途中賽の河原にはお地蔵様が太陽に向かって並んでいる
何を話し合って拝んでいてくれているのだろうか。
           
  聞く所によると、子宝に恵まれる伝説有
  ここのお地蔵様を1体持ち帰り、子宝に恵まれたら 
  お礼参りにはお地蔵様を2体運び、お参りするとのこと。
  だから増えていって、こんなに沢山の集落ができあがった
  ・・・ということはごりやくあるんでしょう・・・ね

        
       観音岳の頂上からは向かいに北岳、甲斐駒ケ岳がど~~んと
       見えるはずだったが、ア~残念
       恥ずかしがるように雲の中

    ほしがらすが一羽、岩に上に止まり向かいの北岳を優雅に眺める
    必ず登りたい、北岳。いつのことになるだろうか。

ここから薬師岳を経て中道経由で青木鉱泉へ下る
中道は変化のあまりない、植林の林の中を下るコース
長くて木の根も多く、登りには退屈して辛い道だろうに。
結局休憩や昼食を含めて9時間もかかってしまった。


養老孟司が著作で主張する
「自然とは人間の頭でコントロールできないもののこと」の
とおり、今年はどっぷり天候に見放され
雨の自然とお付き合いさせてもらっている。
だからこそ、ちょっとした晴れ間
霧がふっとのいたその瞬間の風景に立ち合わせてもらっている。
一瞬に立ち会うということ、これが「山に登る」
ということかもしれないなあ


どぜう

2011-09-01 08:32:16 | 日記
野田さんの発言で一躍、旬になってしまったドジョウ

私、高校時代に家で小さな水槽に入れて
ドジョウを飼っていました。
ヒメドジョウで肌色のドジョウでした。

このドジョウ、人なつっこくて
手のひらを水槽にいれてジッと待っていると
砂の中からソロソロっと出てきて手のひらに
乗ってくる「手乗りドジョウ」
可愛いかったんです。
それがある日突然消えてしまいました。
一度跳ねて?脱走した前科があったので
周りを探したけど見つからなかったのです。跳ねて跳ねて庭に落ち鳥にさらわれたか、
知らない内に掃除機に吸われてしまったのか?
ちょっと怖くて
掃除機の中は確かめられなかったんだけどね。

そして3日ほど過ぎた日、
見つけてしまいました。
生きていたんです!
絨毯の毛にまみれて
ドアレールの近くで。保護色になっていてわからなかった。
すごい生命力でしたね。
今考えても。

それからそのどぜう、また脱走して
今度は外界への脱出に成功したのか
姿を消したまま。
窮屈だったんでしょう
あの小さな水槽が。