여기저기 한국 ヨギチョギ韓国

韓国のこと いろいろ あれこれ いまむかし

1970年代から現在の韓国なんでも情報いろいろ目と足で集めました。

韓国人を日本の小さな飲み屋に連れて行くと、戸惑う人が多いかもしれない

2019-08-29 02:56:23 | 韓国旅行

 

日本の飲み屋は、チェーン店など大人数が入るお店も多いが、路地裏には、5~6人しか入れない小さな飲み屋もわりと多い。

韓国では、いくら小さな店だとしても、客5~6人で商売をするママはいないだろう。


だから韓国人を日本の飲み屋、とくに小さな店に連れて行くと、だいたい、戸惑う人が多いかもしれない。

人口約1億2000万人の日本は、韓国の人口の3倍ほどあるが、不思議にどの場所に行っても、大群衆の光景はなかなか見られない。


有名な政治家の演説でも韓国より小規模のものが多いし、大人数で集まるということはそれほど一般的ではなさそうだ。

日本文化の象徴とも言える茶道を見ても、家元ごとに5~6名のメンバーで継承してきた。

それほど、日本人は小規模メンバーでのコミュニケーションを好んで、飲み屋でもそのような傾向が強い。


小さな店は常連客が支えているように見えるが、不思議にも、週4~5回通いながら、出張のたびに土産の差し入れをしているのに、お店のママは、その客に特別サービスしてあげたり、飲み代を割り引きしてくれたりはしない。

それよりも、客同士のもめごとに首を突っ込み、「あなたが悪いのよ!」「謝ったほうがいいわよ!」と説教し、客はそれを受けて、「なるほど」と少し反省して帰る。


ところが、韓国の飲み屋は、日本と少し状況が違う。

毎日のようにお店に通う客は、誰よりも売り上げを伸ばしてくれる貢献者だ。

その貢献者に、飲み屋のママは気を使って、おつまみやフルーツなどを無料で出したり、たまには飲み代を割引してくれる。

つまり、客がお店に貢献した分、ママも客に見える形で返すことが多い。

もし、そのような行動をとらないと、客はもうけるばかりでケチなママだと、すぐその店からはなれ、飲み屋も次第に評判を落としていくからだ。


「ママ」を中心とした、「女帝」とそこにぶら下がる「客」との関係で成り立つ日本と違って、「ママ」と客の対等な関係で成り立つ韓国。

それも、韓国人のママと客のつきあい方のルールの一つだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする