「テレビ」と「平和」と「憲法」のblog

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ

こんどは「マスコミ九条の会」

2005-03-11 16:03:07 | Weblog
2月25日 「九条の会」をきく(神奈川)県民のつどい。
お集まりくださったひとは6000人だったようです。
第一会場(県民ホール)第二会場(大桟橋ホール)とも満員。
なんとか5200人の方々はお入りになれましたが 800人は帰ってしまわれました。
「せっかくチケットを買ったのに」と 怒っているいる人もすくなくありません。
もうしわけありませんでした。

集会というと 「人集め」に苦労するのですが 今回のようなことははじめてです。

最初は 県民ホール(2500人)を埋めるにはどうしよう」と悩んでいたのですよ。
当初きまっていた講演者は 小田 実さん 加藤周一さんの二人でした。
12月になって大江健三郎さんがこられるということになった。
慌てて大桟橋ホールをおさえたのです。
それでも あんなにたくさんの人がこられるとは・・・・
あの九人の人気は日を追って高くなっているんですね。
それに なんといっても「日本を戦争ができる国にさせてはならない」という思いを抱く人が増えているということでしょう。

前日になって こんどは井上ひさしさんが(「円生と志ん生」のお芝居の最中なのに)きてくれるという。うれしい悲鳴というのはこのようなことでしょうね。
井上さんは 「ぼくは大桟橋ホールで 大江さんの話がはじまるまで話すよ」といって そそくさといかれたのですよ。
大桟橋ホールのひとたちは得したとおもいましたね。
ところが 予定外のことなので大桟橋ホールも若干混乱したようです。結果的に 井上さんにも参加者のみなさんにも迷惑をかけてしまったようです。

県民ホールは 舞台をテレビ画面に想定した構成でしたが いかがでしたでしょうか。

「九条の会」の講演会は どこも満員。
九人も乗ってきているようです。楽屋で 小田 実さんは「もう一年続けようよ」といっていました。
このような会は さらに全国で取り組まれるでしょう。
頼もしいかぎりです。状況は わたしたちがつくりだすのですからね。

◆こんどは「マスコミ九条の会」です。

60人が呼びかけ人になてくれました。
大橋巨泉さんから「締め切りが過ぎているが (名前をだすのに)まだ間に合うか」というFAXがはいりました。
秋山ちえこさんからも「返事をしていないけれど 名前をだしてちょうだい。わたしも88歳なのよ。でも週に一度はラジオでやらされているのよ。この間は 反核の話をした」という電話がはいりました。

4月5日(火)18時30分から 文京シビックホールで発足集会をやります。

呼びかけ人の中から 石坂 啓さん(漫画家) ジェームス三木さん(脚本家) 大岡 信さん(日本現代詩人会) 俵 義文さん(子どもと教科書ネット21)が挨拶をしにきてくれることになりました。

記念講演は 立正大学教授の桂 敬一さんです。

賑やかしに 歌手の唐土久美子さんが歌ってくれます。
お忙しいでしょうが ご参加ください。

◆3月10日 毎日新聞(夕刊)の「人・模・様」欄で紹介されています。
 台 宏士記者がうまくまとめてくださいました。

 この記事をみて かなりの人から問い合わせがきています。「文京シビックはどこにあるのか」(文京区役所のうしろです。JRなら水道橋。地下鉄なら春日町ですね) 「一般の市民だけれど 参加してもいいのか」(もちろんです メディアの受け手もマスコミ関係者なのです。批判や励ましを寄せてほしいのです)
 などなどです。

あらためて たくさんの参加をお待ちしています。
4月5日 天気になーれ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
広角で撮って (JCJ機関紙編集部員)
2005-03-17 09:45:40
 ここの家主さんも所属する日本ジャーナリスト会議(JCJ)機関紙編集部員
返信する
広角で撮って (JCJ機関紙編集部員)
2005-03-17 10:36:25
 ここの家主さんも所属する日本ジャーナリスト会議(JCJ)機関紙部員でございます。2月25日の神奈川の集会は、機関紙3月号に写真付きの記事を出す予定です。JCJとMIC(メディア等の労組団体の連合体)で立ち上げたホームページ「憲法メディアフォーラム」のお知らせとか魚住昭さんの

インタビューとか、いろいろ記事がありますので、マスコミ九条の会の案内もごく簡単になります。

 と身内の業務連絡みたいな話は置いといて・・・。一昨日だと思いましたが朝の民放のニュースショーの新聞の紙面紹介で、レバノンの反シリアデモのニュースが取り上げられていました。前日にヒズボラがウン十万人のシリア支持デモを組織したら、反対派がそれを上回る規模のデモを行ったという話。新聞記事の伝えるところとして、デモ参加者が「マスコミの皆さん、広角で撮ってください」と呼びかけていた部分に注目して、「これはシリアの大統領が『反シリアデモなど広角で撮影したらいくらも人がいないのがわかるだろう』と発言したのをあてこすったものらしい、とラサール石井(あれっ?テレ朝だったかな?)は解説していました。

 イラク戦争の時、フセイン像が倒されて引き回される映像を、ある外国のテレビ局がロングで撮っていて、広場の端には無関心で通り過ぎる人もいて、引き回しているのはせいぜい百人ぐらいというのを明らかにしたことがあります。事実の切り取り方で印象が変わってしまうことを、特に映像を見るときには注意しなければならないという毎度のお話でもあるのですが、もう一つしみじみ思うのは「報道」は事実や情勢から独立して存在することはできず、情勢に否応なく影響を与えてしまうのだなあということ。シリアの大統領も反対派のデモの指導者も、「報道」を織り込みながら行動しているのでしょう。米軍もテロリストも、見せるため、アピールするためにも行動している。もちろん自分たちに都合のいい情報を流すわけです。で、報道するほうは、パフォーマンス側の「つり」にひっかかって、デモでも画になるところを撮ったりする。戦争なら人があんまり死なないで、しかしインパクトのあるようなドンパチ映像を流す。伝えるほうは本当に本当の広角で、様々な視点を用意することが大事なんでしょうねえ。もちろん情報を受ける場合にも広角で・・・。
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