「テレビ」と「平和」と「憲法」のblog

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ

歴史は繰り返さない!そんな歴史のはじまりの「目撃者」でありたい

2022-04-12 07:52:51 | Weblog
ウクライナ問題はいま、あたらしい歴史を刻もうとしています。
{その1}ウクライナの「我慢」
     ウクライナ侵略から2が月が経とうとしています。
     ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの蛮行に「ジェネサイド(集団虐殺)だ」と訴えています。
     かんにん袋の緒が切れて、ウクライナがロシア領に砲弾を撃ち込んだとしたら・・・「第3次世界大戦」になる可能性大です。
     ウクライナは踏みとどまっています。ウクライナのこの「態度」は、歴史に深く刻み込まれるでしょう。新しい歴史のはじまりを予感させる「態度」だと思わせられ
     ます。
     その「態度」を支持し、支援する必要をあらためて強く決意させられています。
{その2}国連総会の「役割」発揮
     ロシアがウクライナ東部に侵攻した2月24日、国連総会は直ちに「ロシア非難決議」を141ヶ国の賛成で可決しました。
     つづく3月2日。国連総会緊急特別会合は、ロシアの侵略を「国連憲章違反」と断定しました。
     そして3月7日(日本時間8日未明)。再招集された特別会合は、国連人権理事会(ロシアが理事国)の理事国資格停止決議を採択(賛成93、反対24)しました
     た。
     3度もの国連決議がなされたのは初めてではないでしょうか。この国連の臨機応変の決議は、あたらしい「国連の姿」として記憶されることになると思いますが、いか    
     がでしょうか。

日本は・・・・・
     自民党を中心に「自衛のための軍拡が必要」「軍事には軍事」などと平和に逆行逆行する議論がはじまってますよ。アベ元首相にいたってはウクライナ危機に乗じて  
     米国の核兵器を配備する「核共有」まで言いだしています。高市政調会長も「議論を封じ込めるべきではない」と呼応。維新の会なども同調する有様です。許せます?
     昨年の総選挙の時のNHK調査。憲法「改正」を優先課題とすべきは、たったの3%でした。ここに、民意と自民・維新らの改憲勢力との大きな矛盾があります。
     あらためて確認しましょう。そもそも憲法は政府の権力を規制するものです。戦争を国際紛争解決の手段として使わないというのが日本の憲法ですよ。「自衛」という
     なら、日本の平和憲法を世界に広める努力をすることこそ本当の「自衛」行為ではないでしょうか。
     「改憲」の中身は
     〇 第九条に自衛隊を明記する といいます。
       アメリカの戦争に参加することのための「改憲」ですよ。
     〇 緊急事態条項を創設すると言います。
       国家緊急権を規定する憲法上の条項で、憲法が一時的に停止され、政府に独裁権が与えられる。基本的人権を制限することができる。というものです。
     〇 参議院の合区解消。
       一人区を温存しようという、まさに党利党略ですね。
     〇 教育の充実 といいます。
       教育の無償化をいうなら、まずは財政支援ですよ。

 いま、国連憲章に基づいて平和秩序を回復するというあたり前のことがすすみはじめています。私たちは、世界が大きく変わろうとしている瞬間に立ち会っています。
 メディアも、平和を願う多くの市民の皆さんと一緒に、「歴史は繰り返さない!」 そんな「歴史のはじまり」の「目撃者」になろうではありませんか。