「テレビ」と「平和」と「憲法」のblog

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ

東海道五十三次関連宿で「いっせいアピール」しませんか

2018-12-28 10:06:31 | テレビ、社会、政治。検証報道をしないメデ
 こんな「ご相談」文を発送。「おもしろい」「楽しそう」という意見続々。

東海道五十三次宿関連 九条の会 様

       2018年12月   日
                   マスコミ九条の会
                   呼びかけ人 仲築間 卓蔵
                   
    戦争する国ゴメン 政治を変えよう!
「東海道五十三次」いっせいアピール(企画) について

ご活躍に敬意を表します。
2019年。「正念場」の年です。アベ政権の暴走をなんとしても止めたい。
ふり返ってみれば、教育基本法改悪、安保法制容認の閣議決定、秘密保護法、共謀罪、北朝鮮脅威論とトランプいいなりの軍事費拡大、聞く耳をもたない沖縄辺野古基地問題・・・その横暴ぶりは枚挙にいとまがありません。
もはや、アベ政治の破たんはあきらかです。
◆ 民意無視の強権政治の破たん
◆ ウソと隠蔽、差別政治の破たん
◆ 戦争する国づくりの破たん
◆ アベ政権の二枚看板だった経済と外交の破たん。
「かんにん袋の緒が切れた!」は多くの国民の実感ではないでしょうか。

マスコミ九条の会は 統一地方選 参院選を前にして表題の行動を企画いたしました。
最初の発想は、京都(三条大橋)からお江戸日本橋に向けての「キャラバン行動」でしたが、宣伝カー、リレー方式などでかなりな費用と要員確保に難点があることからこの行動を諦めかけましたが、「五十三次いっせい」というネーミングが捨てがたく、みなさん方に相談することにいたしました。
 いっせいに各地駅前(?)行動提起の理由は
◆「東海道五十三次」ということばが、無関心な人々の目を惹くことになる
 のでは・・・と考えたからです。
◆同時に、地域の新聞・放送機関に注目されれば、その効果は大きいと考えたからです。
  別紙の要領について ご検討いただき、賛同いただければ幸いです。
             
  
         企画(案)

1 東海道五十三次いっせいアピールに  賛同する   しない
2 開催日時は 2019年3月9日(土)昼ごろいっせいにと考えています。
(スタンディングだけか。スタンディング+αか。時間にはこだわりません)  
                 賛同する   しない
3 横断幕(案)は各地共通で     戦争する国ゴメン 政治を変えよう!
                東海道五十三次いっせいアピール
                  〇〇宿・共同行動
(各自お作りいただくことになりますが)
4 当日配布の統一チラシは用意いたします。(印刷代は実費負担となりますが) 
必要枚数     枚
5 貴会の担当者、連絡先がお決まりになればお教えください。
6 ご返事は 1月中にいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

       マスコミ九条の会 
〒101-0051
       東京都千代田区神田神保町1-18-1 千石屋ビル402
        マスコミ九条の会 仲築間 090-3499-5448
                 n.takuzou@kif.biglobe.ne.jp
事務局長 三枝和仁
                 携帯 090-8580-6307
                 FAX 03- 3291-6478
             

食べる物がなくなったら 自動車でも食うか!

2010-12-01 13:08:25 | テレビ、社会、政治。検証報道をしないメデ
 関税を原則撤廃しようとするTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)についてのメディアのとり上げ方に、「恐ろしさ」を感じているのです。
 学生時代、「”農”は国の大本」と教えられたものです。当時、”農”は”米”だと思っていましたね。あたりまえのことですが、”米”だけじゃない。牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵、乳製品、砂糖、大麦、小麦から果物類まで広範囲なのですね。
 TPPへの参加でドッと農産物が入り込むことになれば、食料自給率は13%に落ち込むというじゃありませんか。

 驚いたのは、「しんぶん赤旗」や日曜版を通じて知った農水省の試算です。
 農産物関連の運送業から金融、サービス、建設業など様々な業種にまで影響し、340万人の雇用減になるそうです。

 TPPに参加しないと、自動車や機械などの輸出産業が痛手になるといいます。
 勝手なことを言うものですねえ。
 大企業の多くは、もう生産拠点を海外に移しているじゃありませんか。労働力を外に求めたのですから、この国の雇用は後退のしっぱなしですよ。おまけに、働く人の賃金は切り下げられている。産業の空洞化は、いまにはじまったことではありませんよ。
 空洞化はさらに広がっているのに、農産物の輸入規制撤廃となれば、日本国まるごと「空洞化」ですよ。

 世界の飢餓人口は6億人から9億人超といわれています。
 地球温暖化による気候変動の農産物に与える影響は測り知れません。
 農産物に「一旦緩急」あったとき、どんなことになるのですかね。
 単純かもしれませんが、「食べ物がなくなれば、自動車でも食べればいい」となるのでしょうかね。

 そんなことを承知の上か、それとも、目を向ける気がないのか、新聞は「”平成開国”は待ったなし」「TPP参加へ人材鎖国や規制見直せ」「早期に参加を宣言する覚悟をしめすべきだ」・・・・と。
 テレビも、「第三の開国」「小泉郵政解散の時のように、TPP解散の決断をしたらどうか」と。
 ラジオの論調も、「自由化に乗り遅れるな」が主流ですよ。

 いまやメディアは、「TPP参加」への誘導・煽動担当役です。まさに「翼賛体制」現象です。
 太平洋戦争の後、新聞は「戦争を煽ってきた反省」をしました。
 あのときの「こころ」に立ち返ってほしい。切実にそう思いますよ。

       (これは しんぶん赤旗・日曜版(11月21日付け)”メディア
        をよむ”に書いたものです)