「テレビ」と「平和」と「憲法」のblog

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ

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「花より団子」ならぬ「花より政治」の季節到来

2018-03-29 15:00:53 | Weblog
 民放関東シニアの会総会に寄せたものの転載です。

世の中春爛漫だが、政治の世界は、とりわけ安倍政権の前途はお先真っ暗である。
 政治の争点は、いま「森友問題」。やっと実現した佐川(元理財局長)国会喚問だったが、「刑事訴追の恐れがあるから」という理由で証言拒否の連発だった。国民の目には「証言拒否」は「安倍総理夫妻隠し」と映ったが、真相に迫りきれないもどかしさも残った。
 そのもどかしさをスッキリさせてくれたのが参院予算委員会(3月28日)での小池晃参議院議員(日本共産党)の質問だった。その模様を収録ビデオで見た。小池さんが「昭恵氏が名誉校長を務めているのは、どこの学校か」と問うた。安倍首相は「名誉職に就いていた団体は55件だ」と応えた。「そのうち名誉校長、名誉園長だったのはどこか」と問うた。安倍首相はしどろもどろになり「二つあった」と答えた。その二つとは、加計学園が運営する“御影インターナショナルこども園”と、森友学園が開校予定した“瑞穂の国記念小学院”である。小池さんは「”モリカケ“ではないか。何が『行政等に影響を及ぼしたことはない』だ。国政調査権の発動が必要だ」と、国会による真相解明を強く主張した。痛快だった。森友問題はやっと扉がこじ開けられそうだ。痛快がっているだけではダメだろう。今度は市民の出番である。4月14日の国会前集会に誘い合って参加したい。
 放送メディア出身として見逃せないのは「放送法」の「改革」の動きだ。政府内で放送法4条(放送の政治的公平など)の撤廃を含む「放送制度改革」案が検討されているという。フェイク番組が増える恐れのあるこの動きに要注意である。「花より団子」ならぬ「花より政治」の季節到来である。(仲築間 卓蔵)
 
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あらためて「ハインリッヒの法則」

2018-01-08 16:33:06 | Weblog
民放関東シニアの会会報に書いたものの転載です。

 年の初めの「あけましておめでとうございます」に違和感をもちつづけていた。
 「めでたいかどうかは、終わってみなければわからない」というのが理由だったが、
ことしは、「めでたい年にしましょう」という「決意表明」と理解することにした。

 めでたい年にする条件の第一は「安倍9条改憲NO]「改憲発議させない」である。
 安倍首相は昨年12月19日(内外情勢調査会の講演で)「五輪が開催される2020年、日本が大きく変わる年としたい」と改憲に意欲を示した。

 自民党が描く改憲日程。(想定1)は、ことし1月の通常国会で発議、年末「国民投票」。
 (想定2)秋の臨時国会で発議、来年春に「国民投票」。
 (想定3)2019年はじめの通常国会で発議、夏の参院選と同時に「国民投票」である。

 日本世論調査会の世論調査(昨年12月実施)では、9条改憲反対が53%、改憲議論を「急ぐ必要はない」が67、2%である。
 「急いでいるのは安倍首相一人。多くの国民が臨んでいないものを、安倍首相の都合で決めて押しつけるのことは許されない」(1月4日、志位和夫・日本共産党委員長)。

 「2019年は天皇退位、皇太子即位の年なので改憲発議はないだろう」と見る向きもあるが、「そんな時期だからこそ」と安倍首相が考えてもおかしくない。退位と即位・・・メディアは好むと好まざるとにかかわらず大騒ぎすることになるからだ。最大の「めくらまし」(国民の目を反らさせる)ができる。

 いづれにしても、ことしから来年にかけては、これからの日本の方向を決めるかつてない大事な年になる。
 いま、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」がとりくまれている。3000万というのは容易なことではない。日本がふたたび海外で「戦争する国」になるのはゴメンである。幅広い人たちに、様々な工夫で賛同してもらおう。

 めでたい年にする条件の第二は「沖縄」だ。
 ことしは国政選挙のない年だが、2月4日は名護市長選。聞くところによれば(これまで自主投票だった)公明党が全国動員をかけているという。かつて「平和の党」を自認していた公明党も、いまや「戦争する国」への道に舵を切ったのだろうか。
 昨年9月7日の神奈川新聞に、池田大作氏(創価学会名誉会長)が(治安維持法で逮捕された初代会長のことに触れながら)「核なき世界を 市民の声で」と題して特別寄稿していた。創価学会のみなさんはどんな感想をもったのだろうか。みなさんの中には「平和の党」に立ち返る想いの人がいるはずだと思う。必死に「全国動員」をかけているのは、政権与党にとり込まれている幹部だけ・・・・・と考えるのは楽観主義?かな。

 そして、秋には沖縄県知事選。平和な島・沖縄をとり戻すことは、平和な日本をとり戻すことと同義語である。

 あらためて、安全工学の『ハインリッヒの法則』(小さな異常を見過ごすと大きな事故につながる)を思い返している。
 いまわれわれの周りにおきていることは小さな異常ではない。このまま見過ごすことになるとしたら、大事態が起きる。そんな時代にわれわれは立っている。
 
 ことしもよろしくお願いいたします。
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主な課題は アベ政権の「国難除去」

2017-10-12 15:52:30 | Weblog
 このところ腰を痛めてコルセット生活である。
 だが、そんなことでうだうだしてはいられない。
 またも引用で恐縮。
 鎌倉共産党後援会ニュースに書いたものだ。

  憲法の命運を左右しかねない政治戦に突入している。
  主な課題はアベ政権の「国難除去」である。その主役は主権者であるわれわれ一人一人なのだ。

  ここに『澤藤統一郎(弁護士)の憲法日記』がある。一部を紹介しよう。
  彼は言う。「今回の選挙では、まずはアベ政権という”国難”の実態が徹底した批判に曝されなければならない。それに対する防御の言論活動もあって、しかる
 後に形成された民意が投票行動になる」と。

  論戦の対象とすべきものは、
  
  アベ政権の非立憲主義
  アベ政権の反民主主義
  アベ政権の好戦姿勢
  アベ政権の政治と行政私物化の体質
  アベ政権の情報隠蔽体質
  アベ政権の庶民無巣の新自由的経済政策
  アベ政権の原発推進政策
  アベ政権の対米追随姿勢
  アベ政権の核の傘依存政策
  アベ政権の核廃絶条約に冷ややかな姿勢
  アベ政権の沖縄新基地対米追随姿勢

  だと言う。

  そのすべてについて、わかりやすく伝えているのは、誰あろう日本共産党である。
  いつもに増して親戚・友人の反応は良い。
  主権者が主役になる政治をとり戻す絶好のチャンス。
  古い流行語だが 「いつやるの 今でしょ」
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自・公・維・希 VS 野党連合(共産・立憲・社民)+ ?

2017-10-09 14:49:08 | Weblog
 久しぶりの更新。
 鎌倉年金者組合の機関紙のコラム「万華鏡」に書いたものの転載でーす。

 あすの日本の進路を決める総選挙に突入した。
 アベは「国難突破解散」とうそぶいたが、誰の目から見ても「自分の難儀突破解散である。
 ▼ 大事な時期に(目くらましで)何かが起きるが、今回は「希望の党」の出現である。
  メディアは、一瞬「小池劇場」と化した。反発するように「立憲民主党」が誕生した。
 ▼ 小池新党出現で「三極」の争いと見る向きもあるが、国民から見れば自民・公明・維新・希望 VS 市民と野党共闘(共産・立憲・社民など)「二極」の対決   である。市民と野党共闘候補は240を超えたという。
 ▼ 同時に、おもしろい現象も起きている。創価学会名誉会長・池田大作氏が(意図するところはいくつか考えられるが)神奈川新聞(9月8日付)に「核なき世界
  へ市民の声を」と題して寄稿している。
 ▼ また、日本会議の主要メンバーだった「生長の家」が(10月4日)「再び 与党とその候補者を支持しない」という見解を発表している。
  知らないところで、何かが起きようとしているのだろうか。
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どう見る新聞の世論調査

2017-05-24 10:32:10 | Weblog
これはマスコミ九条の会ホームページに寄稿したものの転載です。

◆「共謀罪」の採決が強行された。
当然、NHKは衆議院法務委員会の中継をするものと思っていたが・・なし。当然、(総括質疑だから)アベ首相が出席するものと思っていたが・・欠席。「森友学園」「加計学園」問題追及を怖れていたとしか思えない。これで「森友学園」「加計学園」問題追及は加速するにちがいない。
 「共謀罪」NO!、「憲法変えるな政治を変えろ!」の怒りの声は全国でこだましている。東京では日比谷野音、国会前などで連日のように抗議集会・デモが展開しているが、なぜか大手メディアの反応は鈍い。
◆5月16日のテレビ朝日『モーニングショー』が、「9条改正で世論調査 新聞社で結果に違い・・・なぜ?」というテーマで朝日新聞と産経新聞の世論調査比較をやっていた。「憲法9条に自衛隊の存在を明記する」ことについてどう思うか」という質問である。質問していることは同じだが、質問の仕方によってこんなにも違う結果になるいい例を示してくれた。
◆「憲法9条に自衛隊の存在を明記する」ことについて
 朝日新聞  9条改正「必要」――41%
           「不要」――44%
       改憲提案評価する――35%
          評価しない――47%
       自衛隊の存在を憲法に明記する9条改正は「必要」――41%
                          「不要」――44%
 産経新聞  自衛隊の存在を憲法に明記する9条改正は「賛成」――55%
                          「反対」――36%
       である。
◆41%と55%・・・・この違いは?
 質問の違いにある。
 朝日新聞の質問は 「安倍首相は、憲法9条について戦争を放棄することや
          戦力を持たないことを定めた項目はそのままにして、自衛隊の存在を明記する項目を追加することを提案しまし
          た。
           このような憲法9条の改正をする必要があると思いま
          すか」である。その結果は41%と44%と拮抗している。
 一方、産経新聞の質問は 「安倍首相が憲法9条に自衛隊の存在を明記する
          意向を表明したことに賛成か」だ。
          結果は55.4%と36%。拮抗していない。 
          産経新聞の別の質問(いま憲法改正をすることに賛成か)
         では、賛成 49.8%、反対 44.0%。
         ここでは拮抗している。
 その違いは
 朝日新聞「・・・このような憲法9条の改正をする必要があると思いますか」
 産経新聞「・・・明記する意向を表明したことに賛成か」
 の違いである。
 同じ産経新聞でも、「意向の表明ならいいが、変えるということになると“ちょっと待ってよ」ということになる。
 番組の司会者は「(調査の結果で)見える数字は、どのような質問にしている
 かですね」と結んだ。
◆大手メディアによる世論調査に、視聴者・読者は影響される。いまにはじま
 ったことではない。
 各紙、各局が、世論調査にあたって「どのような質問をしているのか」まで
 見極める必要がある。「世論調査リテラシー(読み解く力)」を養っていこう。
 これから先、どんな「目くらまし」が飛び出してくるか・・・。要注意であ
 る。
◆23日午後4時過ぎ。「共謀罪」衆議院本会議で採決が強行された。
 新聞OB会35周年の会が終わって国会に駆けつけたが、強行されたあとだった。
 それでも、議員会館前は抗議の人で溢れていた。世紀の悪法。廃案にするしかない!
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アベに歴史認識問う質問状

2016-12-26 13:39:47 | Weblog
 12月26日。朝日新聞。
 安倍晋三首相のハワイ・真珠湾訪問に関し、
 日米の学者ら(映画監督のオリバー・ストーン氏、法学者のリチャード・フォーク・プリンストン大学名誉教授、哲学者の高橋哲哉・東京大学教授、安斉育郎・立命館大学名誉教授)計53人が、首相宛てに歴史認識を問いただす公開質問状を出したという。
 ◆「侵略の定義は定まっていない」とした首相の国会答弁の真意。
 ◆真珠湾のみならず、中国や朝鮮半島、アジア諸国の犠牲者も「慰霊」する意思があるのか
をただしている。
 質問状では
 ◆「日本が攻撃した場所は真珠湾だけではない」と指摘。
  安倍首相が2013年の国会答弁で「侵略の定義は定まっていない」と主張したことにも言及。「連合国およびアジア太平洋諸国に対する戦争と、対中戦争を侵略戦争とは認
  めないということか」と問いただした。
 また、26日からのハワイ訪問に関し、「中国や朝鮮半島、他のアジア太平洋諸国、他の連合国における数千万にも上る犠牲者の『慰霊』にも行く予定があるか」
 と質問している。と。

 さて、アベ首相の反応は・・・。
 質問には見向きもしないにちがいない。
 いや、答えることはできないだろう。
 彼の頭の中に「侵略戦争」という文字は入っていないのだから。
 一刻も早く、この恥ずかしさに終止符を打ちたい。
 「アベ退陣」のとりくみを加速化させなければ・・・・・・。
 2017年は、歴史的たたかいの年になる。

 
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映画『渡されたバトン』と新潟知事選

2016-10-22 13:50:07 | Weblog
 地元のニュースの「社会時評」に毎月書いているものの転載です。

 映画『渡されたバトン』(脚本・ジェームス三木、監督・池田博穂)の試写を観たのは4年ほど前である。
 作品の舞台は新潟県巻町(現新潟市)。
 1968年 夏。過疎化のすすむ人口3万人の巻町に異変が起きた。角海浜地区の地価が値上がりしはじめた。
 東北電力が巻町に原発を計画していることを新潟日報がスクープした。
 何十億円もの協力金や保証金。
 町民の意見は真っ二つに分かれた。
 そんな最中、1986年のチェルノブイリ原発事故。建設反対派は「住民投票を実行する会」を結成。推進派の圧力にもかかわらず、投票率44%。その95%が原発反対票という圧勝だったが・・・。この作品は、25年にわたる巻町民のたたかいの歴史。
 10月16日の新潟県知事選で、米山隆一さんが圧勝した。県民と野党共闘の勝利だが、新潟県民のたたかいのルーツは「巻町」にあったといっていいだろう。今回の県知事選勝利は、「渡されたバトン」を、たしかに受けついだ県民の勝利だ。
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8月15日桜木町で

2016-08-19 16:35:48 | Weblog
 忙しさにかまけてブログ更新をさぼっていました。
 九条かながわの会は、例年、横浜駅西口高島屋前周辺で「8.15」宣伝・リレートークをしていましたが、
今年から場所を桜木町に移してのとりくみでした。
 横浜駅にくらべて、桜木町駅前は観光客の多さが目立つところです。
 一般的な戦争の話をするよりもと、伝説の歌手二人の話をしました。
 一人は忌野清志郎さんです。若者に人気の人でした。清志郎さんは、地球環境を守ろうと呼びかける「アースデイ」(2005年)に出演し、
歌の合間に語りかけました。「この国の憲法九条を知ってるかい。戦争はしない、戦争に加担しない。愛と平和なんだ。
まるで ジョン・レノンの歌みたいじゃないか」と。
 先日の参院選で、改憲勢力は三分の二の議席を獲得してしまいました。若い人たちの多くは「三分の二」の意味を理解しないまま投票した
といわれています。アベ政権は、早くも南スーダンへの駆けつけ警護を発動しそうです。「殺し」「殺される」事態に直面せざるを得なくなるでしょう。
「そんなはずではなかった」と あらためて気づくことになりそうです。
 憲法違反の自衛隊の海外派兵は なんとしても止めなければなりません。参院選で見せた市民と野党共闘のとりくみを あらためて構築し直して、大きな運動をさらにすすめようじゃありませんか。清志郎さんも 空の上から見守ってくれているでしょう。

 伝説の二人目は美空ひばりさんです。
 演歌一筋と思われていたひばりさん。実は、反戦・平和の歌をうたっています。
「一本の鉛筆」です。
 1974年8月。第1回広島平和音楽祭で歌いました。「一本の鉛筆があれば、戦争は嫌だと私は書く」「あなたを返せと私は書く」「8月6日の朝と書く」
「人間のいのちと 私は書く」と。
 1988年。第15回平和音楽祭で、ひばりさんは再びこの歌をうたいました。健康状態は良くなく、楽屋にベッドを持ち込んでの出演だったといいます。
 そのときのひばりさんの言葉。
「昭和12年(1937年)5月29日生まれ。本名加藤和枝。
私は横浜に生まれました。幼かったわたしにもあの戦争の恐ろしさは忘れることができません。
 みなさまの中には、尊い肉親を失い、悲しさを乗り越えてこられた方がたくさんいらっしゃることでしょう。
 きょうの私の歌が、みなさまの心の、少しでも慰めになりましたら幸せだと思います。
 これから二度とあのような恐ろしい戦争が起こらないよう、みなさまとご一緒に祈りたいと思います。茨の道が続こうと、平和のためにわれ歌う」と。
 そして歌ったのです。「一本の鉛筆」です。
 ひばりさんの言葉にあるように、ひばりさんは横浜大空襲を経験されたのです。
 いま、全国空襲被害者連絡協議会のとりくみが進んでいます。被害者のための「特別措置法」が超党派議員連のみなさんの後押しでこの臨時国会から通常国会にかけて議論されることになります。8月13日には、東京・台東区民館大会議室(320人が集まりました)で「舞台は国会へ」集会を成功させました。このとり組みの推移を、ひばりさんも見守っていることでしょう。
 ドイツ、イギリス、イタリアなどは、とっくの昔に市民に対する被害補償をしています。やっていないのは日本だけです。
 みなさんにも、このとり組みの今後を見守っていてほしい。
 8月だけを「平和の月」にしてはなりません。
 
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蓮池透さんと対談。折しも・・・・。

2016-02-13 09:52:30 | Weblog
2月12日夕。蓮池透さんと対談。
蓮池さんといえば拉致被害者家族連絡会の元事務局長。
最近、「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」(講談社)を上梓している。
この本、過日衆院予算委員会でも取り上げられて話題になっている。

対談の内容は、拉致問題の経緯から東アジアの平和、拉致問題解決の道筋など多岐にわたった。
折も折、北朝鮮は(日朝合意の)拉致問題調査を「全面中止」したというニュースが飛び込んできた。
拉致問題は完全に暗礁に乗り上げた感である。

対談は、間もなく(「自由メディア」で検索してもらえば)オンエアならぬオンインターネットされます。
お暇なときご覧いただければ幸いです。
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佐竹直子記者(北海道新聞釧路報道部)に絶大なエール

2015-08-19 10:15:06 | Weblog
8月15日。日本ジャーナリスト会議JCJ)の「8月集会」。
昔は、曜日を問わず8月15日におこなっていたものだが、近年、参加者が少なくなってきたことから15日前後の土曜日となっていた。ことしは、たまたま土曜日となった。
「8月集会」の目玉は、この一年の優れた記事・番組・出版などを顕彰する「JCJ賞」贈賞と記念講演。昨年の講演は、NHK問題が急浮上したことをうけてNHK出身の小中陽太郎氏だったが、ことしは岸井成格氏。
ことしの参加者は近来になく大勢になるだろうと思っていたが、そのとおり超満員。政治の劣化、メディアの劣化を憂う状況がそうさせたのか、『NEWS23』のアンカーであり『サンデーモーニング』のコメンテーター(いづれもTBS系)の岸井成格氏の講演がそうさせたのか・・・・。

いつものことだが、ぼくのたのしみは受賞者が語る(率直な)受賞のことばである。
5番目に演壇に立ったのが北海道新聞釧路支局の佐竹直子さん。
「ありがとうございますッ」といったのか「やったぁ」といったのか。はっきり聞きとれなかったが、拳を突き上げて受賞のよろこびを表現した。こんなシーンははじめてである。いっしょに「おめでとう!」と拳を突き上げればよかったが、拍手だけになってしまった。

受賞記事は「獄中メモは問う 北海道綴方教育連盟事件」である。
JCJの贈賞理由には「太平洋戦争突入前の1940年から翌年にかけ 道内55人の教員が治安維持法違反容疑で特高に逮捕された北海道綴方教育連盟事件。事件発生から約70年余の2013年、佐竹記者は教員の一人の”獄中メモ”を発見したのを機に、生き証人や家族、関係者を徹底取材。”言論と教育への弾圧”の理不尽と非人間性に迫った。戦争法制強行と連動した教育への国家介入が強まる現代との相似性からも高く評価できる力作だ」とある。

彼女は言う 「戦時下に記された”獄中メモ”がこのタイミングで私の前に現れたことを、偶然とは思えない。現代を生きる私たちに、何かを問いかけているのではないか」「戦後70年。そして綴方事件発生から75年となる今年に、この連載がJCJ賞を受賞したことが、悔恨すべき過去が繰り返されないための警鐘となることを 強く願います」「JCJ賞は わたしの背中を押してくれた」と再度拳を突き上げた。大きな拍手が湧いたのはいうまでもない。


彼女は、北海道新聞釧路支局の記者だが正社員ではない。関連会社からの派遣記者である。
いま、地方紙から「派遣記者」が進んでいると聞く。この流れが大手紙に波及するのも時間の問題かもしれない。「派遣」であれば、その身分は不安定極まりない。メディアの「劣化」がいわれているが、権力に都合が悪いことを報道すればするほど、彼女たちの身分はさらに不安定になるであろうことは容易に想像がつく。権力の意向を気にする傾向が強まっているいま、メディア側の体制の「劣化」が、こころある記者を排除することになるであろうことも想像できる。

佐竹さんのことで評価したいのは、彼女の感性と努力はもちろんだが、この連載を支持した人たち(読者とデスク関係者)である。
記者とデスクと読者の一体感が、記者の背中を押すことになる。
連載を後押ししたデスク氏の話しも聞きたかったが、ムリだったのだろう。
北海道新聞労働組合の評価も聞きたいところである。

最後に、この連載に目をつけ、JCJ賞に推薦した人にも敬意を払いたい。地方紙の、そのまた地方支局の連載に目をつけたことがすばらしい。
JCJ賞の役割をあらためて認識した。「JCJ賞」も捨てたものではない。

その他の受賞に触れたいが、この稿では佐竹直子記者へのエールだけにしておくことにしよう。
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