「テレビ」と「平和」と「憲法」のblog

元ワイドショープロデューサー仲築間 卓蔵(なかつくま・たくぞう)のブログ

アメリカと日本

2008-11-27 13:21:19 | Weblog
 またまたご無沙汰です。
 いろいろな九条の会の手伝いをしていたのです。
 10月24日は、九条の会・東京連絡会の発足集会でした。東京にある800を超える九条の会の交流の場ができました。
 11月2日は、九条かながわの会による「九条まつり」(横浜公園)が 天気もよくて 大賑わいでおわりました。
 11月24日は、「九条の会」全国交流集会で裏方をやったり、分散会の一つで司会をやったり・・・・。「張り切りすぎると息が切れる」「楽しくなければ長続きしない」とゆったり構える九条の会の取り組みは 楽しい。

 それに加えて、私事ですが新しく作詞した歌のレコーディングを10月15日にキングレコードの関口台スタジオでやりました。『想い』という歌です。作曲は『愛と死を見つめて』(レコード大賞)の土田啓四郎。歌は、ぼくがワイドショーを担当していた時「こころの歌」コーナーで歌ってくれていた佐藤真子さんです。いい歌ですよ。土田啓四郎は 「『愛と死を見つめて』より『想い』の方が好きだ」と言っています。以前このトリオでつくった『メッセージ』『悔いない人生』を入れて新しくCDをつくりました。「愛のうた三部作」。11月28日にできあがります。機会があったら聴いてみてちょうだい。

 そしてまた、出版もするのです。『いま なぜ メディアを読み解く目』(かもがわ出版)。12月5日発売です。この校正が大変だったのですよ。
 ジャーナリスト会議の機関紙「ジャーナリスト」と、しんぶん赤旗・日曜版「メディアをよむ」に連載中のものをまとめたものです。本の帯には小森陽一さん(東大教授)とみのもんたさんが推薦文を書いてくれました。三省堂本店(神田神保町)に100冊平済みされるそうです。そこで買ってくれるとうれしいなあ。
 そんなこんなで 結構忙しくしていたのです。ぼくの年末は「九条」と「文化」というところですかね。「文化」はちょっと言い過ぎですかね。

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 ところで、アメリカですが変わり始めたようですね。オバマが圧勝した。「人種の壁」を乗り越えた。
 11月5日のシカゴでの演説。「「人民の、人民による、人民のための政治は滅びていなった」。久しぶりに感動を覚えましたよよ。オバマが「change」なら、日本は「chance」だと思いますよ。オバマの「理性」に頼ったいいかたかもしれないが、アメリカと対等・平等の関係を築き直すいい「chance」だと思う。日本のメディアも、そのくらいの「視点」を持ってもらいたいものですね。

 それにしても、麻生内閣はひどい。政権を(阿倍、福田に次いで)投げ出すか、引きずりおろされるか。時間の問題でしょうね。
 かてて加えて航空幕僚長問題。彼の発言を聞いていると気持ちが悪くなる。しかし、あの馬鹿さ加減を侮ってはいけませんね。あれはクーデターの温床づくりですよ。いや、すでに温床はできていると思っていいでしょうね。「九条の会」の役割はますます大きくなりますねえ。

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 そして、元厚労省事務次官殺傷事件。どうもよくわからない。
 捜査当局は小泉という容疑者の単独犯とみているようですが、そうなのですかねえ。何か背景があるように思えてならない。
 何故かって? もし「背景」説をとるとすると。「フレームアップ」(めくらまし)ですね。混乱している政局を さらに混乱させるためにはインパクトのある事件でなければならない。
 でも、単独犯となるとインパクト性は薄くなる。さらに混乱させるためには、また別の事件ということになりかねない。いまの世の中、何が起きるかわからない。そんな「見方」をしながら、注意しておく必要がありそうです。

 早いとこ解散、総選挙で、革新勢力が大幅に伸びた「よりましな政権」をつくりたいものですねえ。そして、政治の中身を変えるしかない。国家予算の使い方を変えさせるのですから、ふらふらした政権ではだめでしょうね。これからの一年。貴重な一票の行使は大事ですよ。アメリカ国民だって決断したのです。もう日本だって決断の時期じゃないですかね。日本のメディアも 正念場です。「あのとき こうしていたら・・・」などという反省をすることのないような報道をこころがけてほしいものですね。

 寒くなります。お元気でお過ごしください。