戦争を知らない A級戦犯の孫

自民党総裁選
大方の予想どうりの人が選ばれましたね
盛り上がらない総裁選レースでしたが　メディアは盛り上げに協力していましたね
いくら協力しても　候補者3人の話にはなんのインパクトもなかった
たかが「自民党の総裁選び」とはいえ　よほどのことがないかぎり内閣総理大臣に選ばれることになるのだから　笑ってはいられませんよ。

安倍晋三という人は52歳だそうです

祖父はA級戦犯容疑の岸信介です
父晋太郎の父親は気骨のある政治家だったようですが　DNAは母親（岸信介の娘）からのもののようです
もちろん　戦争を知らないこどもです
「戦争を知らない」ことをとやかく言うつもりはありません
問題は「歴史認識」です　太平洋戦争を「侵略戦争」と認めたくないようですね

彼の憲法観は　現行憲法を「敗戦国の詫び証文」「占領時代の残滓」「いじましい」などと繰り返し攻撃する戦前回帰型です

彼は　政権公約の冒頭に「憲法改悪」を掲げています
同時に　「まずは国民投票法の成立を目指す」と言っています
改憲のための国民投票法案は継続審議になっていますから　この秋の臨時国会にまた顔を出すでしょう

教育基本法についても　「教育の抜本的改革」と称して改悪を目論んでいますね
学力　学校の管理運営　生徒指導の状況などを「国の監査官」が評価する仕組みをつくろうとしているようです
国が問題校とみなした学校には　「文科省が教職員の入れ替えや　民営への移管を命じることができる」という　教育の国家統制そのものです
「戦争をする国の人づくり」のための「愛国心」の強制については　とっくにご存知ですよね

岸信介のDNA
戦争を知らない　苦労を知らない　痛みを知らない「お坊ちゃん」
そんな男が内閣総理大臣。ゾッとしますね。

総裁選で彼が獲った票は４６４票。
麻生　谷垣票が２３８票。
「安倍では危ない」と思った人がかなりいたと・・・・・・
そんな簡単な評価はできないとしても　反安倍票が238票あったのは事実ですね。

メディアは　はやくも「5年ぶりのファーストレディ」などと夫人を持ち上げたりしていますが　すぐそこにある「安倍政権の危険」に目をつむってもらっては困ります。
メディアに期待できないとすれば
目をつむらないのは「マスコミ九条の会」かな。