たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

古い写真から蘇る思い出の山旅・その58

2024年09月04日 15時23分58秒 | 山歩記

長男、次男がまだ保育園、小学生だった頃は、夫婦共働きで、時間的余裕も、精神的余裕も、経済的余裕も無い自営業を続けていた時代ではあったが、せめて子供達の思い出になれば・・・との思いが有って、春、秋の行楽シーズン等の休日には、忙中敢えて閑を作り、強引に?、家族で周辺の低山を、よく歩き回っていたものだった。その後、次男が小学生になった頃からは、「せめて毎年1回、夏休みには、家族で登山しよう」と決め込んで、尾瀬や八ヶ岳や白馬岳、乗鞍岳、木曽駒ケ岳、仙丈岳等、夏山登山をしていたが、それまで、登山の経験等ほとんど無く、体力にも自信が無く、山の知識情報にも疎かった人間が、よくもまあ思い切って出掛けたものだと、後年になってからつくづく思ったものだった。長男、次男が巣立ってからも、その延長線で、夫婦で細々、山歩きを続けてはいたが、10数年前に完全に仕事をやめてからは、時間が出来たものの、今度は気力体力が減退、あの山もこの山も、今や、遠い思い出の山となってしまっており、今となっては、あの頃、思い切って、登山を敢行していて、本当に良かったと思うようになっている。ブログを始めてからのこと、そんな山歩きの思い出を、備忘録、懐古録として、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き込み、古い写真は、「デジブック」にし、ブログに貼ったりしていたものだが、その後、「デジブック」が終了したことで、ブログから写真が消えてしまい、改めて、順次、古い写真を引っ張り出して、過去の記事をコピペ、リメイク(再編集)しようと思っているところだ。昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだと自嘲しながら・・・・。


古い写真から蘇る思い出の山旅・その58
「浅間尾根(せんげんおね)」(再)

かれこれ26年前、1998年(平成10年)11月8日、妻と二人で、奥多摩の浅間尾根を歩いたことが有った。自営業を続けていた頃であり、たまたま、日曜日、仕事の予定無しで、確か、山梨県方面の山にでも出掛けようかと迷ったものが、行楽のシーズン、中央自動車道の行き帰りの大渋滞を嫌い、急遽、奥多摩の「浅間尾根」に切り替えたような気がする。
当時はまだ、バカチョンカメラ(ポケット型フィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、フィルム代、プリント代を気にしながら撮った写真は、ほんの数枚だが、プリントして、アルバムに貼って有り、以前スキャナーで取り込んだものが、外付けみHDに残っており、改めて引っ張り出し、思い出を辿ってみることにした。


山行コース・歩程等

仲ノ平バス停→藤原峠→一本松→浅間嶺山頂→峠の茶屋(高嶺荘)→時坂峠→払沢の滝駐車場
(標準歩行所要時間=約4時間)

(昭文社・山と高原地図「奥多摩」より拝借)


自宅を、早朝6時頃、出発、7時頃には、払沢の滝駐車場に到着したようだ
車を駐車場に駐車し、歩いて桧原街道へ戻り、
吉祥滝バス停、7時30分頃発の、西東京バス数馬行きに乗車したようだ。
8時頃、仲ノ平バス停で下車、
「浅間尾根舟久保登山口」という小さな標柱が有り、民家の脇を通って杉林に入った気がする。
いきなり、ジグザグの急登?、一汗かいて、
8時50分頃、浅間尾根上縦走路に到着、
やれ、やれ、の休憩、

 

日曜日とあって、何組ものハイカーと行き交いながら、
快適な尾根道を東へ・・・、

次第に展望が良くなり・・・、

御前山も・・・、

浅間嶺小広場(標高839m)には、休憩所、トイレも有り・・、

11時15分頃、浅間嶺山頂(標高903m)に到着

グループ等、大勢のハイカーでいっぱい、
桜並木展望台有り、北方に御前山、大岳山、南方には、笹尾根、富士山の頭も見え、
時間に余裕有り、昼食、休憩、たっぷり約1時間、

12時30分頃、十字路(標高839m)を通過、ひらすら下り、
途中に、瀬戸沢の一軒家(高橋季博)、民家(国司昭夫)が有り、
13時15分頃、峠の茶屋(高嶺荘)に到着、

 

「浅間尾根道」解説板

奥多摩の主稜線から尾張峠でわかれ、
東西にゆるやかな上下をくりかえすのが浅間尾根です。
浅間という名称は富士山の見られる所につけられており、
この尾根からも時々、富士山が遠望できます。
この尾根につけられた道は、以前は南・北両秋川沿いに住む人々が
本宿・五日市に通う大切な生活道路でした。
また、甲州中道とよばれ、江戸と甲州を結ぶ要路となっていたこともあります。
昭和の初め頃までは檜原の主要物である木炭を積んだ牛馬が
帰りには日用品を積んでこの道を通っていました。

峠の茶屋からは、車道歩きとなり・・、
13時30分頃、時坂峠(標高480m)を通過

時坂峠からは、樹林帯の中の急下降となり、

10月桜?

14時頃、払沢の滝駐車場に、帰着、

「浅間尾根」は、いわゆる「登山道」ではなく、かって山里と町を結ぶ交易路だったもので、当然、緩やかなアップダウンの安全な尾根道で有り、春の桜、新緑、秋の紅葉、冬の雪踏み、四季を通じ楽しめるハイキングコースとして人気が高く、一度は訪れてみたいと思っていて、その日思い立って出掛けたものだった。
残念ながら、紅葉時期にはちょっと早過ぎ、中途半端だったが、三頭山、御前山、大岳山等、奥多摩の山々や、笹尾根の上から富士山も遠望出来て、快適な山歩きだったような気がする。
当時はまだ、「また来る時にも笑っておくれ♫」的な気分だったと思うが、今となっては、「浅間尾根」もまた、二度と訪れること叶わない思い出の山となってしまっている。


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