たけじいの気まぐれブログ

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民謡をたずねて・その10

2024年05月26日 08時56分23秒 | 懐かしいあの曲

先日、不要雑物整理廃棄処分中に、記憶から完全に喪失していた小冊子2冊が出てきた。
表題は、「日本縦断お国ぶり・民謡文庫」
何時頃、入手したものやら、ページを開いてみても、まるっきり覚えが無く、巻末を見ると、
制作・発行は NHKサービスセンターで、1981、1982、(無断転記禁ず)となっている。
どうも非売品のようで、表紙には、「朝日新聞」と印刷されていることから、何かの進呈品だったのかも知れない。

               

「民謡」・・・、最近は、とんと聴く機会が無くなってしまっているが、子供の頃は、よくラジオ等から流れていて、NHKの素人のど自慢等でも、盛んに民謡が歌われていたような気がする。
子供のこととて、しっかり覚えるようなことは無かったが、なんとなく脳裏に焼き付いている民謡が、かなり有り、懐かしくもなる。
昭和20年代後半から30年代、小学生、中学生の内から、民謡が好きだった祖母と一緒になってNHKラジオ第1放送の夜8時台の放送番組、「民謡はこころのふるさと・・・・♫」のナレーションで始まる「民謡をたずねて」という番組をなんとなく聴いていたこともあって、どちらかというと、民謡に親しみを感ずる人間になっている気がする。
昔のことを懐かしがるのは、老人のもっとも老人たるところだが、ページを捲りながら、
ボチボチと ランダムに、日本全国の「民謡をたずねて」・・・、みよう等と思い込んだところだ。


民謡をたずねて・その10
「伊那節(いなぶし)」
(長野県)

NHKの「あなたが選ぶ民謡ベスト100」等でも、必ずランクインされる民謡のひとつに、「伊那節」が有る。
今更になってネットで調べてみると
「伊那節」は、天竜川流域の長野県伊那谷地方の祝歌、盆踊歌だが、元歌は、江戸時代、伊那と木曽を結ぶ権兵衛峠が開通、米等を運んだ馬子が歌った馬子唄で、囃子詞「ア ソリャコイ アバヨ」は、馬子たちの挨拶からできたものだと言われている。現在の「伊那節」の歌詞は、1916年(大正5年)に、伊那風景探勝会が、観光宣伝を目的に募集したもの入選作の一つなのだそうで、その後、1933年(昭和8年)に、市丸が歌ったレコードが発売されて、全国的に流行したのだという。


(参考・参照)
👇️
「信濃の民謡・伊那節(いなぶし)」


「伊那節」 (YouTubeから共有)


(蛇足1)

歌詞、解説の中の
「天竜川」、「筏(いかだ)」「材木」で、思い出したことが有る。
天竜川の川下、静岡県磐田郡池田(現在の磐田市)に有る妻の母方の実家は、
戦前戦後、材木商を営んでいたが、
天竜川を筏で運ばれてきて、係留している木材が、
台風大雨増水等で流されてしまうと、
印の付いた木材を、遠州灘に至るまで、
大勢の人間で、探し回ったものだという話を、
何回も聞かされたことだ。


(蛇足2)

これまでずっと、「民謡」だとばかり思い込んでいた曲、「天竜下れば」は、
「民謡」ではなく、「歌謡曲」だった。
「へー!、そうだったの・・・」である。

「天竜下れば」  (YouTubeから共有)


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