当地、今日も、雲が低く垂れ込めて、どーんよりの1日だった。
体調イマイチ、家籠もりで、あっという間に夕方になってしまい・・・。
夕食前の手持無沙汰な時間、ふっと思い浮かんだ曲、
「愛のロマンス」。
「ブログ内検索」してみたら、4年前にも書き込んでいたが、コピペ、リメイクしてみた。
「愛のロマンス」は、1952年(昭和27年)に公開された、フランス映画「禁じられた遊び(Jeux Interdits)」で、主題曲として使われていた楽曲で、一般的には、「禁じられた遊び」として知られている。映画「禁じられた遊び」の方は、ずいぶん後年になってから観たような気がしているが、ギター演奏の「愛のロマンス(Romance anonimo)」の方は、学生の頃初めて聴いて以後、お気に入りの曲の一つになっているものだ。
今更になって、ネットで調べてみると、
「愛のロマンス」の原曲は、スペインの民謡だったという説、19世紀後半頃、ギターの練習曲として作曲されたという説等、諸説有るようだが、クラシックギターの練習曲の定番になっていて、独身の頃、クラシックギターを手に入れたこともあり、一時期、結構はまって、この曲を練習したことも有った。結局は、完全に弾けるまでには至らず頓挫、そのギターは、長年、押入れの奥に仕舞いこまれていて、つい最近になって 引っ張り出したものの、今更になってチャレンジする気力も根性も無しで、再び埃を被っている次第。50数年前に、中途退社した職場の仲間から送別記念品としてプレゼントされたギターであり、なかなか廃棄出来ずにいる爺さんで有る。
フランス映画「禁じられた遊び」の主題曲として使われた「愛のロマンス」は、ナルシソ・イエペスが、ギター1本で演奏したものであるが、実は、監督のルネ・クレマンが制作費を使い過ぎ、予定していたベテラン音楽監督を頼めず、主題曲を演奏するオーケストラを組むことも出来なくなり、新人でギャラの安いナルシソ・イエペスに音楽を担当させたのだそうだ。ナルシソ・イエペスが、編曲、構成、演奏したところが、これが大当たり、世界的に大ヒットしたという。ナルシソ・イエペスは、一気に有名なギタリストになり、「愛のロマンス」と言えば、「禁じられた遊び」という風になったようだ。
「禁じられた遊び」は、決して「戦争映画」というものでは無いが、戦争の悲惨さが描かれている映画であり、全編を通して流れるナルシソ・イエペス演奏のギターの調べが印象強く、深い感銘を受けた映画のひとつになっている。
「禁じられた遊び」 (Youtubeから共有)