公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」が 2001年に 設立20周年を記念してスタートさせた「シルバー川柳の公募と入選作品の発表」。毎年楽しみにしている類だ。その「入選作品」を 当ブログ上でご紹介することについては 同協会のご承認をいただいているが 何度でも笑えてしまう「シルバー川柳」、改めて 過去の入選作品の中から 独断と偏見、お気に入り作品を ご紹介させていただくことにする。
川柳で笑って忘年令和2年
(ネットから拝借無料イラスト)
この動悸昔は恋で今病 (女性・63歳)
かじられたスネで支える身の重さ (男性・78歳)
診察券五枚で週休二日制 (男性・81歳)
病歴はなしで話の輪を外れ (男性・69歳)
老医師の過労気遣う老患者 (男性・69歳)
持たされた携帯つまりは迷子札 (男性・64歳)
いびきより静かな方が気にかかり (女性・52歳)
身内より心が通う介護の手 (男性・48歳)
忘れ得ぬ人はいるけど名を忘れ (男性・66歳)
チョイワルもチョイヨボですねと妻が言う (男性・59歳)
カードナシケータイナシ被害ナシ (女性・75歳)
化粧品ムダだと妻にまだ言えず (男性・55歳)
医者と妻急にやさしくなる不安 (男性・72歳)
八十路越え大器晩成まだ成らず (男性・81歳)
メモ帳のしまい場所にもメモがいる (男性・65歳)
まっすぐに生きてきたのに腰まがる (女性・72歳)
人生の時間減るのに暇が増え (男性・50歳)
デザートは昔ケーキで今くすり (女性・57歳)
定年で働き蜂からおじゃま虫 (女性・60歳)
威張ってた上司地域で役立たず (男性・69歳)
退職後犬の散歩で知る近所 (女性・51歳)
(つづく)