たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

餅つき

2011年10月08日 16時12分43秒 | M男のあの日あの頃(the good old days)

三連休の初日、午前中は 仕事で出掛けていましたが 妻が段取りし 久しぶりに 「餅つき」をしました。「餅つき」と言っても 餅つき機で仕上げるもので それ程 大変な作業ではありません。前日から 浸しておいた餅米を 水を切って 餅つき機の ウスに移し 先ず 「むす」ボタンを押して待機、蒸し上がると ブザーが鳴ります。蒸し上がったら ふたを取り除いて 「つく」「ねる」ボタンを押して 10分から15分程度で つき上がります。

私が幼かった頃 北陸の実家には まだ 竃(かまど)が有り 蒸籠で蒸した餅米を 土間があった納屋に運び 大きな臼(うす)に収め 子供では持ち上がらないような 大きな杵(きね)で 父親が ドスン、ドスン、母親が 調子に合わせて 餅をかえすといった 餅つき風景が当たり前でした。私にとって 家族全員で 大騒ぎの餅つき作業が 原風景でありました。

30年位前に 餅つき機を買って 初めて 餅をついた時は これで はたして 餅がつけるのかなと 疑念に近い 違和感を覚えたものでしたが なんとも不思議な動きで あっという間に 見事につき上がっていく餅に 「すごーい」と 感動した記憶があります。臼を置く土間や庭も不要、杵を持ち上げる体力も不要、餅つき機1台で 餅米を蒸し、つき上げてしまう、台所等で 炊飯器の要領で 餅が出来てしまう、画期的で大変な優れものだと 思ったものでした。ちなみに 我が家の餅つき機は 東芝製の「もちっ子」ですが これを 考案、開発、製品化した技術者を 今でも 「エラーい!」と思っています。30年間位使っていますが 未だに 現役で活躍してくれています。餅つき機は そもそも 正月用の餅をつくことが目的で買ったような気がしてますが 夫婦共 餅好きなため また 簡単に 餅がつけてしまうため 餅つき機を買って以来 「そろそろ 餅が食べたいなー!」と 思い立った時(年に 2~3回)は 即 餅つきをする習慣になっています。

餅をついた日は 必ず 先ず つき立ての餅をちぎって 大根おろし、納豆、きなこ、あんこ等で からみ餅にして 1食とします。だいたい 1回に 2臼(2升)をつくので 残りは のし餅や大福にします。のし餅は 冷凍しておきますので 餅つきをした後の 2~3ケ月は 「ときどき モチ」という 食生活が続くことになります。のし餅を切る際に出来る切れ端は さらに細かく切り刻み 乾燥させ 後日 フライパンで煎って 醤油でまぶすと 自家製「あられ」となります。という訳で 今日の昼食は 大根おろしのからみ餅と つぶアンのあんころ餅でした。

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前日から 浸しておいた餅米。

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そろそろ つき上がり。

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つぶアンを ぎっしり詰めた大福。

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のし餅。翌日 包丁で 切って 切り餅として 冷凍庫に保存します。