お早うございます。久しぶりの「草枕」です。滋賀県から昨日戻ってきました。長浜で働く長男のところに行ってきたのですが、市役所で書類をとるなどの所用も忙しく動き回ってきました。長浜には何もないというので京都に滞在しました。高速で1時間ほどの距離です。
明日は指導日で、今週末は指導日が連続しますので、おそらく自宅にこもって準備に追われることと思います。ただ今日は医者をはしごするために8時40分には家を出なければなりません。
○入会に迷う親の心理
実は今月の入会試験では合格したけれど入会はしなかったという人が2名いました。一人は現小3で最初からただ受けてみただけといういわゆる冷やかしでした。例によって「見学」希望の人で、ついでに「入会試験」を受けるという流れでした。小3の親ながら全く白紙でいろいろ動いているという感じがしました。「草枕」をほとんど読んでいない印象でした。こちらはどうでもいいのですが、今日書いておきたいのはもうひとりのほうです。
実は竹の会を押さえておいて現在通っているエナの別教室と比べてエナの別教室にしたという人で竹の会もそういう地位にまできたのかと思いつつもやはり大手が選ばれるというのが通常のなりゆきになるのだなという思いです。
断っておきますが、わたしは別に入会してほしいとは全く思っていなかったということです。いやむしろ私はきっぱりとお断りしたのですが、入会金を2日以内に払って「押さえておきたい」ということを正直に告白されているのです。
だから大手に行ったと聞いて正直ホッとしました。
親は「子どもが迷っている」と言いましたが、迷っているのは親でしょ。迷う親の心が、親の不安が子どもに反映しているだけのことです。子どもというのは自分の意思のようであって実は親の思いを鏡に映して自分の意思として動いているのが普通ですから。
竹の会というのは実にマイナーな塾です。だから竹の会に対して多くの親が入会する意思もないのにただ見学の対象で済ませたり、大手と比較して大手になびくのは致し方ないことでしょう。
世の中には揺らぎない見識にしたがって判断する親は少数派なのです。不思議なことにこの揺らぎない見識にしたがって判断する親の子どもというのはすぐれた子が多いということです。
ところで今回竹の会の小5に課した入会試験に合格したことが、決して優秀性の証しにはなっていないということだけは言っておかなければなりません。
竹の会の入会試験はこれから指導していくのに最低限必要とされる知能を判定したにすぎません。思考力といってもいいでしょう。だから小4の後半に課す試験と小5に課す試験は同一の試験です。合格基準は小4にやや甘くする程度です。
この試験に合格したからといって思考力がその時点で高いということが言えたわけではないのです。これからの訓練でどうなるかという出発点に立ったにすぎません。
それが証拠に同年代のつまり同じ小5の現竹の会の子と比べてみればすぐにわかります。竹の会の小5で進んだ子たちは、すでに入会試験とは比較にならない難度の高い適性問題を「解いている」のです。いや竹の会の子たちは私立中受験の子たちが四苦八苦するであろうような割合を中心とした様々な算数の問題に「思考をはたらかせる」という各自の対応力を鍛え抜かれてきた子たちなのです。入会試験を受けて合格した時点の子たちとは明らかに違う、高いレベルの思考力を獲得しつつある子たちです。
わたしは逆に入会試験によって、いや入会試験で「解くことができなかった」問題を見ることによって、その子の能力から、大手の子たちの能力というものを推測できた、つまり貴重なデータを得たと思っています。
竹の会で鍛え抜かれてきた子たちは正直「すごい」という思いをいつものことですが改めて思いました。
余談ですが、慎重に選んだはずの塾で、いや大手だから安心と信じて選んだはずなのに、「こんなはずではなかった」という親たちを、小6の秋から冬にどれほど見てきたことでしょうか。
わたしはそういう親が溢れるほどいるのだということをいつも思ってきました。
そしてその度に「竹の会は決してそんな目に合わせてはいけない」と心を戒めてきました。竹の会で不運にも受検に失敗した子たちの親御さんでさえ「よくぞここまで勉強する姿勢をつけてくれました」と感謝の言葉を遺していったものです。わたしはそのことだけ竹の会が単なる塾ではなかったという証しに思えてうれしかったのです。
○竹の会にこれから入会されるみなさんへ
9月及び11月の入会試験に無事合格されて来年2月に入会予定のみなさんは今どのような勉強をされているのでしょうか。
すでに市販のテキストをお知らせした方もいますのですでに準備をしている方もいられるかと思います。
竹の会では入会しますと、まず計算のマスターに全力をかけます。竹の会の小4でさえ、入会後3か月も経てば普通はそのへんの小6でさえ遠く及ばない卓越した計算力を身につけています。中学入試でも難関中で出される程度の計算問題を迅速かつ正確に正解することのできる子たちなのです。
竹の会ではこうした計算力を背景に「割合」を軸として徹底して思考力を鍛え上げていくのです。「割合」は飽くまでも手段です。思考訓練のための道具です。ですから「割合」だけにこだわっているわけではありません。「割合」を中心にして中学入試に出されるほどの高度な問題を課して思考力を練り上げるというようなことをするのも想定の内なのです。
この思考力の訓練の到達点を見てはじめて適性検査問題による訓練に入るのです。と同時に理科や社会も思考訓練に使っていくことになるのです。
さてそこで竹の会に入会する前に計算の練習をしておくことは有益にちがいありません。
今日はそのためのテキストを2冊紹介しておきます。
1冊は小数、もう1冊は分数です。
いずれも「計算できる」程度の段階であれば、竹の会に入会後すぐに定番のテキストによる訓練に入ることができます。
別に準備書を公開してもいいと思っています。
計算の練達を図るのは入会後の竹の会の指導の妙にあると思っていますから。竹の会では馬鹿正直にテキストを最初の1ページから最後までやることなど考えておりません。定番計算問題テキストだって、最初はわたしの指示する問題を飛び飛びでやるだけです。そうして計算のこつを学ばせて、瞬く間に計算のプロに仕上げていっていのです。計算も指導によって上達するのです。
明日は指導日で、今週末は指導日が連続しますので、おそらく自宅にこもって準備に追われることと思います。ただ今日は医者をはしごするために8時40分には家を出なければなりません。
○入会に迷う親の心理
実は今月の入会試験では合格したけれど入会はしなかったという人が2名いました。一人は現小3で最初からただ受けてみただけといういわゆる冷やかしでした。例によって「見学」希望の人で、ついでに「入会試験」を受けるという流れでした。小3の親ながら全く白紙でいろいろ動いているという感じがしました。「草枕」をほとんど読んでいない印象でした。こちらはどうでもいいのですが、今日書いておきたいのはもうひとりのほうです。
実は竹の会を押さえておいて現在通っているエナの別教室と比べてエナの別教室にしたという人で竹の会もそういう地位にまできたのかと思いつつもやはり大手が選ばれるというのが通常のなりゆきになるのだなという思いです。
断っておきますが、わたしは別に入会してほしいとは全く思っていなかったということです。いやむしろ私はきっぱりとお断りしたのですが、入会金を2日以内に払って「押さえておきたい」ということを正直に告白されているのです。
だから大手に行ったと聞いて正直ホッとしました。
親は「子どもが迷っている」と言いましたが、迷っているのは親でしょ。迷う親の心が、親の不安が子どもに反映しているだけのことです。子どもというのは自分の意思のようであって実は親の思いを鏡に映して自分の意思として動いているのが普通ですから。
竹の会というのは実にマイナーな塾です。だから竹の会に対して多くの親が入会する意思もないのにただ見学の対象で済ませたり、大手と比較して大手になびくのは致し方ないことでしょう。
世の中には揺らぎない見識にしたがって判断する親は少数派なのです。不思議なことにこの揺らぎない見識にしたがって判断する親の子どもというのはすぐれた子が多いということです。
ところで今回竹の会の小5に課した入会試験に合格したことが、決して優秀性の証しにはなっていないということだけは言っておかなければなりません。
竹の会の入会試験はこれから指導していくのに最低限必要とされる知能を判定したにすぎません。思考力といってもいいでしょう。だから小4の後半に課す試験と小5に課す試験は同一の試験です。合格基準は小4にやや甘くする程度です。
この試験に合格したからといって思考力がその時点で高いということが言えたわけではないのです。これからの訓練でどうなるかという出発点に立ったにすぎません。
それが証拠に同年代のつまり同じ小5の現竹の会の子と比べてみればすぐにわかります。竹の会の小5で進んだ子たちは、すでに入会試験とは比較にならない難度の高い適性問題を「解いている」のです。いや竹の会の子たちは私立中受験の子たちが四苦八苦するであろうような割合を中心とした様々な算数の問題に「思考をはたらかせる」という各自の対応力を鍛え抜かれてきた子たちなのです。入会試験を受けて合格した時点の子たちとは明らかに違う、高いレベルの思考力を獲得しつつある子たちです。
わたしは逆に入会試験によって、いや入会試験で「解くことができなかった」問題を見ることによって、その子の能力から、大手の子たちの能力というものを推測できた、つまり貴重なデータを得たと思っています。
竹の会で鍛え抜かれてきた子たちは正直「すごい」という思いをいつものことですが改めて思いました。
余談ですが、慎重に選んだはずの塾で、いや大手だから安心と信じて選んだはずなのに、「こんなはずではなかった」という親たちを、小6の秋から冬にどれほど見てきたことでしょうか。
わたしはそういう親が溢れるほどいるのだということをいつも思ってきました。
そしてその度に「竹の会は決してそんな目に合わせてはいけない」と心を戒めてきました。竹の会で不運にも受検に失敗した子たちの親御さんでさえ「よくぞここまで勉強する姿勢をつけてくれました」と感謝の言葉を遺していったものです。わたしはそのことだけ竹の会が単なる塾ではなかったという証しに思えてうれしかったのです。
○竹の会にこれから入会されるみなさんへ
9月及び11月の入会試験に無事合格されて来年2月に入会予定のみなさんは今どのような勉強をされているのでしょうか。
すでに市販のテキストをお知らせした方もいますのですでに準備をしている方もいられるかと思います。
竹の会では入会しますと、まず計算のマスターに全力をかけます。竹の会の小4でさえ、入会後3か月も経てば普通はそのへんの小6でさえ遠く及ばない卓越した計算力を身につけています。中学入試でも難関中で出される程度の計算問題を迅速かつ正確に正解することのできる子たちなのです。
竹の会ではこうした計算力を背景に「割合」を軸として徹底して思考力を鍛え上げていくのです。「割合」は飽くまでも手段です。思考訓練のための道具です。ですから「割合」だけにこだわっているわけではありません。「割合」を中心にして中学入試に出されるほどの高度な問題を課して思考力を練り上げるというようなことをするのも想定の内なのです。
この思考力の訓練の到達点を見てはじめて適性検査問題による訓練に入るのです。と同時に理科や社会も思考訓練に使っていくことになるのです。
さてそこで竹の会に入会する前に計算の練習をしておくことは有益にちがいありません。
今日はそのためのテキストを2冊紹介しておきます。
1冊は小数、もう1冊は分数です。
いずれも「計算できる」程度の段階であれば、竹の会に入会後すぐに定番のテキストによる訓練に入ることができます。
別に準備書を公開してもいいと思っています。
計算の練達を図るのは入会後の竹の会の指導の妙にあると思っていますから。竹の会では馬鹿正直にテキストを最初の1ページから最後までやることなど考えておりません。定番計算問題テキストだって、最初はわたしの指示する問題を飛び飛びでやるだけです。そうして計算のこつを学ばせて、瞬く間に計算のプロに仕上げていっていのです。計算も指導によって上達するのです。