「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

京都、初日、広隆寺

2007-09-26 00:45:02 | 見仏(京都)
 広隆寺。以前境内には入ったことはあったが、今回初見仏。
700円のお布施を払い、ぶつを展示している建物へ。
来る前は、期待のみろく菩薩だけかなと予想していたが、
違っていた。けっこう広い部屋の中央あたりにいて、
ぐるりと360度回ると、すべての視界にぶつを
見ることができる。爽快。

中央には、もちろん、みろく菩薩。人目で木彫りだと
わかるくらいに古くなりかけてきているが、
味わい深い。思ったよりも、人間の体系に近く、
比較的どっしりとした足をされていた。
しばし眺めていると、心が落ち着くのに気づく。
約56億後、人々を救済するために現れる仏様という通説
であるが、そういっていたら現世では意味ないよと
いうことなのだろうか、
現世で、人々を救ってくださる仏様のようなことを、
チケットの半券に書いてあった。

 かばんを持ったサラリーマンが、みろく菩薩の
前の畳に座って、熱心に手を合わせていた。
いったん、その場を離れたかと思いきや、
再び、畳の上にすわって手を合わせるといった
動作を何度か繰り返していた。
1回きり拝見するのはもったいないという
気持ちもあるのだろう。

 みろく菩薩とはいえども、同じ名前ではあるが、
如来のようなみろく菩薩、菩薩のようなみろく菩薩
もあって、みろく菩薩の定義がよくわからなくなる。

 他には、奈良平安時代の十二神将がいて、
十二神将は玉眼でみなれているせいかやや違和感はあった。

 不空けんさく観音は、立像で3mほどであろうか。
大きい。割とシンプルなつくりのような感じ。

 千手観音は2体あり、1つは立像で3mほど。
もう1つは、坐像で座高2.5mほどはあるだろうか。

 他にも不動明王があったり、
なかなか満足することができた。
 
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