「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

称名寺と金沢文庫、2013.2.11

2013-02-11 23:59:40 | 見仏(神奈川)
称名寺:
立派な門構えを遠くに見ながら、お寺へと近づいていった。
そしたら、門構えよりもりっぱな庭園が広がっていた。
鎌倉時代の作り(?)の橋、そして大きな池。
本堂(金堂?)を除いて見てみると、
密教系のにおいがしていた。
ただ残念なことに
本堂内は通常は公開されていないようで、
遠くから、四天王のうちの2体が、
見え隠れするくらいの感じで見えただけだった。
もうひとつある堂も中には入ることができなかった。
暗がりの中、小ぶりな不動明王がなんとなく
見えたというだけだった。
称名寺は、金沢文庫駅から徒歩15分ほど。



金沢文庫:
最初に金沢文庫って何?といままで思っていた。
鎌倉時代の武家の書籍庫だったとのこと。
鎌倉以降、いろんな武将たちが書籍を持ち出し、
書庫としての役割はなくなり、
現代にいたっては、称名寺ゆかりの仏像・仏画・書物などを
保管した博物館になっている。

こちらでは、仏像がしっかり見れたのでよかった。

時間がちょうどあったので、初老のおばさんのガイドを
聞くことにした。

入ってしばらくのところの弥勒菩薩、レプリカ。
蓮華台等を入れるとけっこう大きい。
金の色がチープな感じもするが、真新しく、きれい。
レプリカではない座称名寺所蔵の実物は、
となりの称名寺にあるという。

観音菩薩立像、小ぶりな前かがみで、腰が低い。めずらしい
姿勢をしていた。

十代弟子像の説明のとき、おばさんは、
日本にも菩薩になられた人がいるんですよ。
この称名寺にかかわる僧侶2人(一般的には無名)の
名前を挙げた。
どういう基準で菩薩なの?日本に2人しかいないのに
この土地で?どれだけ地元愛なの?と内心思った。

清涼寺仏像模写像。体内に模造の内臓が入っている京都の
清涼寺の模写像、模写画もあった。

仏教の経典を模写した巻物がたくさん展示されていたが、
米を混ぜて紙に書かれたものは、虫が好むので、虫食いのため
紙がぼろぼろになるという。



余談:
称名寺の敷地内の一角に、土に埋もれかかった小さな墓石群が
あった。直感的に、手をあわせ般若心経を唱えることにした。
(後日、かぜで体調をくずし、会社を数日休んだ。
 霊をつれて帰ってしまい体調をさらに悪化させたのでは
 ないだろうかと、思ったりもしたが、単なるタチの悪い
 風邪だったのだろう)
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