ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

崔堯森が死去

2008年01月03日 | その他
年末年始なんて大したニュースはないだろうと思いつつ、
何気なくスポーツ紙のサイトを見たら飛び込んできた悲報。

先日の試合後に意識不明となっていた元WBC世界ライト・
フライ級王者の崔堯森(かつてのリングネームは崔堯三)が、
3日に亡くなった。記事によれば、2日に脳死を宣告され、
翌日に家族の同意のもと生命維持装置が外されたらしい。

ボクシング人気が低迷している韓国にあって、気を吐いていた
数少ないトップボクサーだった。王者時代には、来日して
山口真吾の挑戦を受けたこともある。

メキシコの強豪ホルヘ・アルセに敗れて王座を失ったのが
5年半ほど前。その後は2度の王座挑戦に失敗していた。

アルセと当たらなければもう少し長く防衛できていたかも
しれないが、10度防衛のサマン・ソー・チャトロン
攻略したこと、また韓国ボクシング界の不景気の中で
3度の防衛を果たしたことは立派な業績と言えるだろう。


何とも言えない、やり切れない気持ちだ。
今はただ、彼のご冥福を祈りたい。

2 コメント

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Unknown ()
2008-01-04 23:54:01
とても悲しくショックです・・・。

何故よく起きる地域と殆ど起きな地域があるのかを考えると、そこに防ぐ方策が多くあるのだと思います。できるだけ厳しい減量をしないで、そして回復力を得れるようにという方策もあると思います。もっと健康や安全化への高い次元の方策を標準化して欲しいと常に思っています。

チェ・ヨサムさん、安らかに・・・。
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Unknown (たかお)
2008-01-08 18:32:34
bさん、コメントありがとうございます。

不確かな記憶ですが、最近ではインドネシアで
リング禍が多く、またヨーロッパや中南米では
ほとんどなかったような気がします。

医療体制の整備、ボクサーのディフェンス意識、
色んな原因があるのでしょうが、ボクシングを
やっている以上、誰にでもこういったことは
起こり得ます。ただ、その中でも出来るだけの
防止策は取らなければいけませんね。

他にも、危険を伴う仕事は数多くあるでしょう。
ただ、ボクシングが好きで見ている者としては、
やはりこういった悲劇が起こると複雑な心境に
なってしまいます。


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