今年7月、スーパー・ウェルターから一気にライト・
ヘビーに上げての 東洋王座獲得を果たしたクレイジー・キム。
と同時にスーパー・ウェルター級王座を返上したため、
ライト・ヘビー級王座の初防衛戦に臨むと思われていたが
(先日のブログにも書いた)、何と今度は1階級下のベルトを
狙うことになった。東洋太平洋のスーパー・ミドル級
暫定王座決定戦に出場が決まったのだ。
なぜ「暫定」かというと、正規王者のウェイン・パーカー・
ジュニアが負傷により試合を行えないためだ。しかし、
パーカーが決定戦で王座を獲得したのが今月の12日。
どの程度の負傷なのかは不明だが、3~4か月くらい防衛戦を
行えなくても何ら問題はないはずで、すぐに暫定王者が
立てられるのは不自然な気がする。
そもそも、この決定戦に出場した両選手は、東洋太平洋の
ランキングに入っていなかった、すなわちノーランカー同士の
決定戦だったという話もある。この辺り、OPBF(東洋太平洋
ボクシング連盟)のいい加減さが表れていると言えるだろう。
2002年、4度目の挑戦にしてようやく日本スーパー・
ウェルター級王座を獲得したキム。当時は「金山俊治」と
名乗っていたが、東洋タイトルも手中に収め、クレイジー・キムと
リングネームを変えた辺りから、何やら神がかった快進撃が始まった。
その過程でABCOという地域タイトルも獲得し、アジア最強の
呼び声も高くなった頃、世界ランカーのハビエル・ママニと対戦。
ポイント上は優勢に試合を進めたものの、何と最終ラウンドに
逆転KO負け。それからしばらくブランクを作り、再起戦で
いきなりライト・ヘビー級の東洋王座を獲得したのだった。
「目標はヘビー級」とうそぶいていたキムだが、元々スーパー・
ウェルター級の選手が、3階級上のライト・ヘビーで戦うこと自体
少し無理があると個人的には思っていたので、階級を下げることには
むしろ賛成だ。
今回の対戦相手として予定されているのは、フィジーの
ズリフィカール・ジョーイ・アリという選手。戦績を見てみると、
キム以上のタイトルコレクターであるようだ。ライト級に始まり、
スーパー・ライト級、ウェルター級、ミドル級、そしてスーパー・
ミドル級と、フィジー国内王座を何と5階級も制覇している。
その他にもPABA王座や、「OBA」だの「South Seas」だの
といったよく分からないタイトルも獲得している。
よく見ると、フィジー王座といっても何種類かあるようだ。
コミッションがいくつもあるらしい。フィジーのボクシング事情は
一体どうなっているのだろうか。
また、キムとも戦ったママニに1ラウンドKO負けという記録もある。
とはいえ、これだけタイトルを獲っているのだから、それなりに
強い選手だと思っておいた方がいいだろう。
日時と場所は既報通り、11月20日、後楽園ホール。
アリがどういう選手なのかという興味も含め、当日が楽しみだ。
ヘビーに上げての 東洋王座獲得を果たしたクレイジー・キム。
と同時にスーパー・ウェルター級王座を返上したため、
ライト・ヘビー級王座の初防衛戦に臨むと思われていたが
(先日のブログにも書いた)、何と今度は1階級下のベルトを
狙うことになった。東洋太平洋のスーパー・ミドル級
暫定王座決定戦に出場が決まったのだ。
なぜ「暫定」かというと、正規王者のウェイン・パーカー・
ジュニアが負傷により試合を行えないためだ。しかし、
パーカーが決定戦で王座を獲得したのが今月の12日。
どの程度の負傷なのかは不明だが、3~4か月くらい防衛戦を
行えなくても何ら問題はないはずで、すぐに暫定王者が
立てられるのは不自然な気がする。
そもそも、この決定戦に出場した両選手は、東洋太平洋の
ランキングに入っていなかった、すなわちノーランカー同士の
決定戦だったという話もある。この辺り、OPBF(東洋太平洋
ボクシング連盟)のいい加減さが表れていると言えるだろう。
2002年、4度目の挑戦にしてようやく日本スーパー・
ウェルター級王座を獲得したキム。当時は「金山俊治」と
名乗っていたが、東洋タイトルも手中に収め、クレイジー・キムと
リングネームを変えた辺りから、何やら神がかった快進撃が始まった。
その過程でABCOという地域タイトルも獲得し、アジア最強の
呼び声も高くなった頃、世界ランカーのハビエル・ママニと対戦。
ポイント上は優勢に試合を進めたものの、何と最終ラウンドに
逆転KO負け。それからしばらくブランクを作り、再起戦で
いきなりライト・ヘビー級の東洋王座を獲得したのだった。
「目標はヘビー級」とうそぶいていたキムだが、元々スーパー・
ウェルター級の選手が、3階級上のライト・ヘビーで戦うこと自体
少し無理があると個人的には思っていたので、階級を下げることには
むしろ賛成だ。
今回の対戦相手として予定されているのは、フィジーの
ズリフィカール・ジョーイ・アリという選手。戦績を見てみると、
キム以上のタイトルコレクターであるようだ。ライト級に始まり、
スーパー・ライト級、ウェルター級、ミドル級、そしてスーパー・
ミドル級と、フィジー国内王座を何と5階級も制覇している。
その他にもPABA王座や、「OBA」だの「South Seas」だの
といったよく分からないタイトルも獲得している。
よく見ると、フィジー王座といっても何種類かあるようだ。
コミッションがいくつもあるらしい。フィジーのボクシング事情は
一体どうなっているのだろうか。
また、キムとも戦ったママニに1ラウンドKO負けという記録もある。
とはいえ、これだけタイトルを獲っているのだから、それなりに
強い選手だと思っておいた方がいいだろう。
日時と場所は既報通り、11月20日、後楽園ホール。
アリがどういう選手なのかという興味も含め、当日が楽しみだ。
キムは余裕でKOでしょうね。またぶー垂れながらKO街道驀進して欲しいです(笑)これでOPBF3階級制覇、これは凄い!まぁ相手レベルとか言われるでしょうがもうこの際・・・(でもOPBFには相応しいレベルってもんが・・・) ヨネクラは重量級選手にフィジー選手当てるの好きだな・・・。
確かタイやインドネシアも、国内タイトルが
一つではないんでしたよね。しかし、フィジーの
ボクサーって一体何人くらいいるんでしょう。
フィジータイトルマッチなんて、一度くらい
見てみたいものですね(笑)。
僕もマイナータイトルを追っていた時期が
あるのですが、あまりに数が多いのと情報が
少ないために断念しました(笑)。タイトルは
世界中に、数限りなくありますね。
なお、キムの今度の試合は「暫定王座決定戦」
だという話が新たに伝わってきたので、一部
加筆しました。