ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

ノンタイトル戦あれこれ

2007年05月24日 | 国内試合(その他)
21日。現日本スーパー・バンタム級王者・下田昭文と、
前王者・山中大輔の両方に勝った男として知られる
「無冠の強豪」瀬藤幹人が、タイ人相手にKO勝ち。
下田が、この瀬藤の挑戦を受けたら注目のカードになるだろう。

同じ興行。先月、日本ランキングが12位までに拡大
されたばかりだが、フェザー級12位の加治木亮太
ノーランカーの鈴木将にいきなり敗北。


翌22日。35歳の世界ランカー・嶋田雄大が、
インドネシア王者にKO勝ち。この2年、嶋田は格下選手
ばかりを相手に戦っている。世界戦のチャンスは果たして
来るのだろうか。

同じリングで、ベテランの日本ランカー阿部元一
ノーランカー上野則之に敗れた。阿部は33歳。嶋田といい
西澤ヨシノリといい、ヨネクラジムの選手は息が長い。


23日。WBA世界フライ級1位の亀田興毅が、
インドネシア選手を相手に4試合ぶりのKO勝ち。
しかし、KOを意識しすぎたのか非常に雑な戦い振りで、
スランプにあるのではないか、とさえ思わせた。

この日の前座では、日本ウェルター級1位の牛若丸あきべぇ
インドネシア人にKO勝ち。浜田剛史氏(元WBC世界
スーパー・ライト級王者)の持つ連続KOの日本記録「15」に
あと1つと迫ったが、胡散臭い相手ばかりなので比較にならない。
ちなみに、次の相手は柏樹宗。4連続KO負け中の選手だ。


24日、元日本フェザー級王者の渡邊一久が、判定勝利で
7か月振りの再起戦を飾った。日本タイトルを奪われた試合では
ラフファイトの末に自滅した観があったが、この日の試合では
反則行為を抑えたという。まだ24歳、充分にやり直しは効くだろう。