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945話)河北省の嘆き

せっかく王快ダムに行ったんですけど、霧が濃くて、ダムの全体像はつかめませんでした。ダムの内側にも石が敷きつめてあり、なだらかな斜面になっています。水際まで降りてみました。きれいな水だったことは前回に書きました。

飛び飛びの水平線状に多年草の生えているところがありました。そこから下に草はありません。その線まで水があったということでしょう。その線から現在の水面までは高低差にして8mほどあります。初めてこのダムにきた私たちにはそれ以上のことはわかりません。

宿についてからインターネットで検索すると、王快ダムはこの年の7月7日から北京にまた水を送っており、その量は1か月で約3千万m3、10月上旬までに1億m3を送る予定だとありました。王快ダムが北京に水を送るのはその前年、2009年が最初で、2.16億m3だったということです。

「北京は老大、天津が老二、老三の河北省はいつも兄貴たちの犠牲にされる」という河北省の水利関係者の嘆きを読んだことがあります。
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