狼と香辛料 (電撃文庫)支倉 凍砂メディアワークスこのアイテムの詳細を見る |
「狼と香辛料(1)」支倉凍砂
旅から旅への行商人・ロレンスの荷馬車に乗り込んできた珍入者は、見た目十代半ばの可愛い少女。しかしよくよく見れば、耳は獣の耳、お尻にはふさふさの尻尾まで生えていて……。
村の麦の豊穣を司っていた神・賢狼のホロの、生まれ故郷の北の森まで帰る手助けをすることになったロレンスは、最初こそあまりの事態に動揺していたものの、寂しい一人旅に若い娘の形をした伴侶ができた喜びをじわりじわりと味わっていくことになる。教会に泊まり、ねだられてリンゴを購い、共に交渉して高値で毛皮を売り、吐くほどに酒を飲み、孤独な胸の内を慰め合い……銀相場の上下に絡んだ商いでホロの身に危険が及んだ時には、すでに互いが互いにとって大事な存在になっていることに気がついた。だからロレンスは闘う。武力ではなく知力で。培った弁術と交渉力で、自分の大切なものを守るために……。
人気シリーズ「狼と香辛料」の第1巻。
前々から気にはなっていたのだけど、長いシリーズものだけに手を出すのが躊躇われていた。貸してくれた友人Tに感謝。
ホロが見た目のわりには老練で(歳くってるから)、ロレンスの細かな感情の揺らぎまで読んで弄んでくるのが良い。ロレンスのほうは若いながらも一人前の商人という自負があるので、なんとか口で対抗しようとするのだが、ふらりとふらりと振り回されてからかわれて、いつの間にか完全に尻に敷かれていたり。そんなこそばゆい関係性が楽しい。
剣も魔法も出ばらないのんびり道中記としても需要があるだろうし、なるほど人気があるのもうなずける。友人Tは既巻全部持っているようなので、さっそく借りに走らねば。
検索を「電撃文庫」でかけたらでてきました。
私も狼と香辛料読んでます。
ホロがかわいくてたまりません。
ホロいいですね。喋り方がとくに。
これからさっそく2巻にとりかかろうと思います。