![]() | あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray] |
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引っ越し。転職。いろいろ忙しいので更新ペースが遅くなってます。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」
最終話見ての感想。
ちょっとした事故からいなくなってしまった小学生時代の幼馴染にしてみんなのアイドルだったメンマ(あだ名ね)が、主人公にしてみんなのリーダー格で、いまはひきこもりやってるじんたんの目の前にだけ現れるようになった。メンマがいうことには、メンマの願いを叶えれば、メンマは成仏できるようになるらしいが、その願いを本人自体が知らないし、周りのみんなもメンマのことが見えず、メンマ死亡の件がもとで仲が疎遠になっている。でも、メンマの成仏のためにはみんなの協力が必須なので、あの頃の友情を復活させなくてはならない。
みんなの、そして主人公であるじんたんの未練の物語。きちんと「じゃあな」ができなかったあの娘への、お別れの物語。
終わり方に関してみんな違和感を感じているようだけど、個人的にはまったく違和感を感じなかった。むしろ、きちんとお別れができて拍子抜けしたくらい。最近のアニメは親切設計すぎるから……。
最終話は、みんな号泣だった。視聴者が、ではなくて、登場人物が。不本意な形で別れてしまったメンマに抱いていた、みんなの屈折した感情があふれ出して、僕は堪らない気持ちになってしまった。自分の本音をぶつけられる相手がいることの幸せ、いないことへの不幸せ。大人になると、正直でいられることのほうが少ないよね。
2011/3/11の大震災を例に挙げるのは汚いだろうか? ある程度の年齢を重ねればわかると思うけど、人生には、きちんとしたお別れができることのほうが少ない。むしろ突然に、「じゃあな」の一言もなく会えなくなる、そういう局面のほうが多い。本人が、どれだけその人のことを思おうと、思われようと。状況だけが動いて、連絡だけが途絶する。そのまま二度と、回復することはない。
そういう経験をしたうえでこのアニメを見ていたら、幼いころの思い出や、現在の状況がオーバーラップして、涙が止まらなくなってしまった。言いたかったこと。言えなかったこと。守りたかったもの。守れなかったもの。現在の状況。あり得たかもしれない未来。いろんなものが、一気に肩にのしかかってきた。その重さと悲しさに、ひたすらうちひしがれた。本当はね、やりたいことがあったんだ。あなたのために。自分のために。今では伝わらないし、伝わっても意味がないことかもしれないけど。
でもひとつだけいえること。それは、あなたを愛していたということ。あなたを守りたかったということ。あの日、あの空間が、あなたと共に佇んだあの陽だまりが大好きだったということ……。