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はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

加速度的年齢進行

2006-07-20 00:05:58 | TIIDA
 法定1年点検の葉書が届いた。
 去年の同じような時期、借り物のマーチに別れを告げてティーダを買った。
 一番最初の車が中古のミラだったから、新車を買うのは生まれて初めてということになる。人並みに愛着も湧き、色々と手を加えた。エンジンスターターにHDナビ、17インチのアルミホイールを買ったらはみタイヤを指摘され、やむなくオークションで購入したフェンダートリムは薄すぎて、はみタイヤ対策にはならなかった。
 苦い思い出とともに15000kmも走った。いつの間にか、それほどの距離を走っていた。

「年をとると、1年なんてあっという間だよ」
 という人は多い。時間は絶対的なものだから、年をとってようがとってまいが速度自体は変わらないはずだ。だけど実感として、速度の違いを感じることがある。
 それはなぜか。要は受け止め方の問題なのだ。
 人間は「慣れる」生き物だ。日々の情報を処理することに慣れると、処理するのに手間がかからない基本情報が増えていく。自然、印象に残らない出来事が増えていく。そこに、スピード感の差異を生む土壌がある。
 老ければ老けるほど、時が経つのは早い。そんな一般論にも、根拠はある。

TIIDA

2006-04-18 21:56:44 | TIIDA
 英語の「Tide(潮流)」を元とする造語。読みは沖縄の言葉「ていだ(太陽)」からとった。直訳するならば、「太陽の潮流」。我が愛車の名だ。
 大層美しい。語源を知った時にはすでに購入を決めたあとだった。それまでの僕にとって、車はただの消耗品で、最低限の維持費以外かけるつもりなどなかった。しかし、その言葉が左脳を撃った。イメージの奔流が、脳髄を駆け上がった。
 その結果が、いまである。17インチのアルミを履かせ、エアロを組み、カーナビと、青色LEDもつけた。
 クリスタルブルーの潮流の中を泳ぐように走る車体。足元には銀光が走り、淡いLEDの照射がそれに加わる。
 理屈や見た目ではなく、ただのイメージの喚起から始まる。そんな出会いもある。