はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

ALWAYS 続・三丁目の夕日

2009-02-28 20:26:57 | 映画
ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]

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「ALWAYS 続・三丁目の夕日」監督:山崎貴

 タイトル通り、2005年に公開し大ヒットを生んだ「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編。
 東京タワーや特急こだま、ストリップ劇場などの娯楽の場、銭湯や下町の町並みなど、現代の庶民の目から見てもわかりやすい、そしてどこか郷愁を誘うような風景を再現したCGは圧巻で、これだけでも見る価値がある。
 一方、前作でも好評だったストーリー部分は相変わらずの浪花節で、ベタベタのコテコテ。
 去っていったヒロミ(小雪)を思うブンガクこと茶川竜之介(吉岡秀隆)は、相変わらず小説家としては泣かず飛ばずで、淳之介(須賀健太)と2人分の家計すら苦しい。淳之介の実父、川渕(小日向文世)はブンガクの甲斐性のなさを攻め、淳之介を返せというし、同窓会の席では同級生に陰口を叩かれまくりの見下げられまくり、ようやく見つけたヒロミはヒロミでストリップ劇場で金持ちの男に愛想を振りまいてるしと、精神的にもうボロボロ。それでもなんとか持ち直し、一念発起で芥川賞へチャレンジする。
 一方、完全に馴染んだ六子(堀北真希)を交えた鈴木則文(堤真一)率いる鈴木オート一家は、商いに失敗した親戚のわがまま娘・鈴木美加(小池彩夢)に振り回されまくる。
 前作から4ヵ月後、それぞれの見る夕日は果たしてどんな色に染まっているのか……。

 ブンガクの芥川賞挑戦と、鈴木則文の男らしさ、鈴木トモエ(薬師丸ひろ子)の母親ぶり、子供から大人への過渡期にある六子の可憐さ、淳之介の憧憬のまなざし、それぞれのキャラにそれぞれの見せ所があって、しかもそれがいちいち決まっているから本当に気分が良い。前作が好きだった人には文句なしのおすすめ。未見の人は是非前作から見ていただきたい。絶対損はない。

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