はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

REC

2010-07-06 14:40:38 | 映画
REC/レック スペシャル・エディション [DVD]

Happinet(SB)(D)

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「REC」監督:ジャウマ・バラゲロ/パコ・プラサ

 TV局の女性レポーター・アンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)は、街の消防士への密着取材中、出動に随行してとあるアパートを訪れた。
 アパートの1階には、不安げな人々が所在無くたむろしていた。聞けば、2階に独居する老婆が暴れているらしい。それではということで、消防士、警官らが取り押さえようとするが、老婆は逆に警官に噛み付いてしまう。
 なんとか襲われた警官を助け出し、 手当てのためにアパートの外に出ようとすると、出入り口はなぜか警察によって封鎖されていた。検疫のために封鎖されてしまったというのだが……。
 果たしてこのアパートに何があったのか? そしてアンヘラたちが回し続けるカメラには、どんなおぞましいものが映ることになるのか?

 全編ビデオカメラを用いた主観撮影によるドキュメンタリー作品。ようは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」みたいな映画。
 ゾンビ症を発症した人がどんどん数を増していき、対する人間には1丁の拳銃以外の武器は棒きれぐらいしかなく、さらに閉ざされた空間で、アンヘラたちには内部構造すらよくわからない……。
 限定条件を重ねたことで、恐さがうまいこと積み重なった。ファインダー越しにしか見えないことで、見ているほうも「何が映るかわからない」緊張感が常にあった。「逃げ場が少ないこと」も恐ろしいさの一因。4階建て? ぐらいのアパートメントには、各部屋以外には階段と踊り場と1階のホールぐらいしかスペースが無い。どんなに早く走っても登っても、必ず行き止まる。部屋に閉じこもっても、ドアは必ず破られる。「どうすりゃいいんだ!?」切羽詰ったこの恐怖!
 低予算で最大限に面白さを出すことに成功している。続編は、「最後のあの瞬間」からスタートするらしいので楽しみ。

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