ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

朝のお勤めに過ぎ行く秋を感じながら

2022-11-07 10:21:41 | 旅行記
土曜日は東京日帰り
季節が進むと日の出が遅くなり、富士山に当たる朝の陽の光の変化を楽しめます。名古屋からだと脇見運転しなくても目の前にド~ンと富士山
この日は残念ながら曇り空
実家近くで用事。
朝なので、通っていた小学校のすぐ近くに昔からある喫茶店“gion”さんへモーニングを。
東京で現存する一番古い喫茶店と言うことも以前聞きました。ほんとうがどうか判りませんが半世紀以上前の小学校時代には既に歴史を感じる店構えでした。




子供の時に父親に行きたい、と言ったら、“喫茶店なんか不良の行くところだ。駄目だ”と連れて行ってくませんでした。高校になってから、これも高校生の喫茶店入店は学校の規則で駄目でしたが、高校は離れていて学校関係者もいないので黙って入ってコーヒーを飲みました。何か、背徳感と大人になったとのワクワク感を。
今からは考えられない時代
ウェイトレスの若い女の子もレトロ調の制服で、このお店の雰囲気にピッタリ。
いつもより早く、名古屋を朝4時に出て東京へ。往路は3時間半、でも復路は東名リフレッシュ工事で大規模な車線規制で5時間半
新車も馴染んできて、段々と燃費は向上してきています。一回給油しましたが、実質的には名古屋東京往復は無給油が可能でした。
今回は、激しい渋滞の東京都内を朝早めに到着して渋滞を避け、更に、スバルのアイサイトでのACC(アクティブクルーズコントロール)で極力アクセル踏まずに。便利で楽、そして経済的に。
父の墓参りをして13時に川崎インター、名古屋着が18:30と夕方には帰宅
日曜日には奈良県長谷寺の朝のお勤め”祈りの回廊“に参加
朝6時の長谷寺には掃除をされている僧侶の方の他には誰もいません

6:30の受付の時にはわが家以外は数人。
お堂の中は凜とした雰囲気
外をみると山あいの長谷寺。大きくせり出した舞台もまだ、朝の光の前で寒々と。
冬に咲く四季桜も咲き始め。
受付の時に若い僧侶の方とお話をしたところ、今年の四季桜は去年に比べて良いですね、と。

朝7時の開始時間前にはバスツアーの観光客が大挙して押しかけてきました。相変わらずおばさん達は煩い。
朝のお勤めが始まると、冬の凜とした寒さよりは柔らかい、寒さのなか、僧侶の方達の読経がお堂の中を荘厳な雰囲気に満たします。
そして最期に30人近くの僧侶が山々に向かって舞台で読経を。その読経が山々に響き渡ります。
これが好きで、年に何回もこの長谷寺の朝のお勤め”祈りの回廊“に参加します。早起きしなければならないのですが。厳冬期には底冷えする寒さの中で聴く読経も魅力的(若い僧侶の方達とお話したときに、寒く無いですか、とうかがったら、実は中に発熱の下着を着ています、と。寒いですから、と笑っていらっしゃいました)
読経が終わると太陽の光も差し込んできて美しい光景が広まります



この時期、特別拝観で国宝十一面観音像の足元に行き、足に触れることができます。
わが家も行こうとしたら、団体客でごった返しています。若い僧侶の方が、少ししてからゆっくりと御覧になったら良いですよ、と。しばし、舞台から秋の朝の長谷寺を楽しんでいました。

煩わしい団体客もいなくなったのでゆっくりと御御足に触れました。
まだ、朝の時なので一般参拝者もおらず、ゆっくりと過ぎ行く秋の長谷寺を










五重塔で。
わが家がいると、若い女の子達が3人、あがってきました。話している言葉から中国系の女の子達。三脚使用禁止の長谷寺、スマホを足元にカバンを置き、なんとか3人で撮ろうと苦労しているところをみると台湾の女の子達かな。少なくとも大陸系の節操の無さはありませんでしたから。
我々世代には”アンノン族“という言葉が思い浮かびます。



大講堂のこの長い廊下の先の紅葉は好きです
ポカポカしてきて池の亀も首を長くして過ぎ行く秋の陽光を浴びています。
参道の柿の葉寿司のお店へ。
開いている時にはいつも買って帰ります。奈良の味ですね、柿の葉寿司は。
そして1日で硬くなってしまう草餅。無用な添加物は皆無、なので日持ちしませんが、ヨモギの香りと味が楽しめます。
長谷寺の近くに、地元の蕎麦を使った“笠そば”さんへ
10時の開店時間少し前に行きましたが、わが家の前に3人、開店時間には後ろに10人くらいが並んでいました。人気ありますね。
すぐ近くにある”かまど“の神様を奉った荒神神社の名前の“荒神蕎麦”を。
少し甘く味付けされた大きな椎茸も入っていて美味しいお蕎麦でした。
昨年、ここでクラシックカーのイベントがあったようでそのポスター
参加者の写真も。
蒼々たる人たち。篠塚健次郎さん、近藤真彦さん、他。
秋の奈良路の中、名古屋へは高速道路使わずに一般道路で。
鈴鹿市では地元のお酒を。
蔵元”清水清三郎商店“さんのお酒を。
以前、直接蔵元さんへお伺いしたところ、直接販売しておらず、扱っている酒屋桟を紹介してくれました。というのも、この清水清三郎商店さんのお酒屋が、アニメ“居酒屋ぼったくり”に出てから沢山の人たちが来たので、小規模な蔵元では対応出来なくなったことも理由のようでした
色々なお酒がありますが、この日は“作”を。
”作“と書いて“zaku”と。と言うことでガンダムのファンの方達は目をつけて購入している、と以前お店の方にうかがいました。
また、夜の楽しみが。

過ぎ行く秋を楽しみながら一般を名古屋には14:00くらいに。

のんびりとした秋
































コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の色を求めて | トップ | 秋の飛騨路、そして色々と »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿