ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

春の訪れは寂しさを(2)いつから春に寂しさを感じ始めたのかな。

2019-03-19 08:34:57 | 日記
野沢温泉の朝は、外湯でモーニング温泉


春に近くなると、スキー客、外国人も減って野沢温泉本来の静けさ、落ち着きを堪能できます。その分、外湯は熱いですが。
野沢温泉からは妙高山、火打山が。

野沢温泉では、老舗のお店”みゆき商店”さんへ。

このお店だけが温泉饅頭を”道祖神饅頭”の名前で販売。そしてこのお店の野沢菜、混ぜ物がなくとても美味しいです。その分、賞味期限は短いですが。
そして、野沢温泉と言えば木彫り道祖神が有名です。作者は二人いらっしゃったそうですがそのうちの一人が亡くなってしまいました。その方のものも販売しているのもこのお店。

天気は午前中持ちそうなので、飯山へ

飯山は落ち着いた、素敵な町

そしてお寺が沢山あります。

中でもこのお寺の住職さんが上越高田でレルヒ少佐からスキーの教えを受け飯山へ山を越えて戻ったので長野県最初にスキーをした人、とされています。




元々仏壇を作っていた飯山、当時の国の施策によってスキー板の製作が盛んになりました。スキーは元々軍事目的でした。今はなき日本の有名なスキー板製造メーカーは飯山発祥の企業が多かったです。

最近は高橋まゆみさんの人形博物館が有名。

朝、1番に訪れたので静かに、懐かしい光景を楽しむことができました。
飯山に来ると必ず訪れる”正受庵”へ

ここは、別名”阿弥陀堂”、かつて樋口可南子さんが出演された映画”阿弥陀堂巡り”の場所です。

六文銭、ということは真田家の影響下にあったのかな。
丁度、この日は住職さんが雪囲いを外していました



雪の少なかった今年の飯山、春の訪れも例年以上に早く、駆け足で近づいてきています。
後は、急ぐ訳でもなく、国道117号、19号と木曽路経由で名古屋へ

木曽路に入ると雪が。
木祖村の福寿草も気のせいか寒さに震えているように見えます。

上松で、いつもの越前屋さんで蕎麦


日本で2番目に古い蕎麦屋さんだそうです。

冬の木曽路の食べもの”すんきそば”
発酵させた漬け物が、のった、独特の酸味のある、冬の風物詩。
これがなくなると、木曽路も”春”

ところで、歳をとってくると”春”に心踊ることがなくなってきます。

若い頃は”春”=”出会い”
でもいつの頃からか”春”=”別れ”と感じるように。

年齢を重ねると、今までのものを失うことの方が多くなるかもしれません。

もう30年以上、通っていた野沢温泉の民宿もおじさん、おばさんが歳をとって、どちらかがからだを壊したら宿やめるよ、と。

やはり、若い頃から動き回ることが多く、色々な人と出会い、すごしていると、よけいに失うものが多く感じるのかもしれません。

でも、やはり、昔ほどではないですが新たな出会い、新たな経験を求めて行くことが必要かな。

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