ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

トランプ大統領とグレダさん 

2020-01-23 09:02:42 | 社会・経済
トランプ大統領とグレダさん。
グレダさんはこれ以上地球を壊すな!
トランプ大統領はもっと経済活動を!
一見、矛盾だらけをの主張に見えます。
でも、よく考えると色々と。
グレダさんの主張はこれ以上地球を壊すな、化石燃料を使うな、もっとエコなものを。
そのために飛行機は使わずにヨットを。
そもそもここに矛盾だらけ。その最新鋭のヨットに使われている素材を作るために大量のエネルギーと資源が使われています。自動車も同様。EVが最適と言いますがモーター、大量の電子部品を使いますが、大量のエネルギーと資源を使用しています、そしてその採取のために環境破壊も。さらに使用する電気も山を崩しての太陽光パネル、そして長く使えないパネルの放置等、全体を見ると何が何だかわからない状態。ドイツは脱原発と言ってもフランスの原発の電気を大量購入。どの局面をとったらエコなのかよくわからないです。
勿論、トランプ大統領の消費は美徳の考え方は良いのか、といわれると疑問が多いのも事実。
そしてここに環境ビジネスが入ってきてSNSで情報戦が始まると本当に何が正しいのか、よくわかりません。
よく、中国の資源の大量消費、食料の爆買い、過剰生産設備による”無秩序な”輸出、そして環境破壊を非難されます。でも、既に、所謂”西欧的な”物質的な幸福に満たされている我々が中国に対していつまでも貧しい状態でいろ、というのは無理。彼らが西欧的な物質的な幸せを目指せば、結果は自明の理。中国の次はインドです。
グレダさんもトランプ大統領も同じです。どちらも今の自分達の”西欧的な”生活水準を落とす気持ちはさらさらありません。若い人達に未来を、と言っても、例えば今の日本を見れば24時間のコンビニ、通販、インターネット、そして24時間の眠らない町。これらを放棄して、あるいは制限することは絶対に容認しないでしょう。
ここに、そもそもの矛盾が。いや、矛盾ではない、人間のもっている欲望なのかもしれません。
これからは混沌、そして今でも顕著になりつつ日本社会の大きな格差が激しくなり、それを解決しないと(解はありませんが)、本当に荒れた国になりますね。
政治家は金のためならば国土を売ることはいとわなくなっています。外資に国土を買われても(一部植民地化、租界化され始めています)、個人的にお金をを手に入れたらそれでヨシと。
日本社会全体が金の亡者に。
なんでこうなったのかな?



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