ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

テーホヘ テホヘ

2022-12-05 09:52:36 | 旅行記
東京日帰り。日の出前の富士山、西側からはよく見えましたが東側では雲の中。

東京の実家近くの桜の大木もすっかり冬の装い
小学校前の神社も秋の終わり。最後の秋の色を。

東京都唯一の伊勢神宮の分社
ちょうど骨董市
お店の方とお話していたら、名古屋にもいらっしゃるとのこと。大須観音では、毎月18日、28日に全国から人が訪れる骨董市があるので、そこへいらっしゃるのかな。


半世紀前に通った小学校。創立147周年。
この日は参観日なのか、親御さん達が授業を見ていらっしゃいました。
小学校の隣の屋敷林も、近くの病院が移転してくるので、間もなく無くなります。大きな御屋敷でしたが、これも無くなると言うことで、時の流れを感じられます。

東京で1番古いと言われている小学校近くの喫茶店へモーニングを
小学校に通っていたときには既に営業所していました。子供の時のあこがれでした、喫茶店へ行くのが。

中は、昭和レトロを感じます。




モーニングのあとは実家まで、少し遠回りをしながら。
ここには昔、“オデオン座”という映画館があって、亡き父に連れてきて貰って怪獣映画を観た記憶。そのうち、映画の内容がピンク映画(古いですね)中心となって子供が行くことは無くなりました。今は、スポーツクラブに。
近くにはマニアックな小劇場。これは暫くしてから出来たと。





実家を出て、用事を済ませてから、神奈川県登戸の父親の墓参りへ
木々の葉も落ち既に冬模様

この日は愛知県へ夜に着けば良いので神奈川県登戸から国道146号線、1号線で箱根の山越え
ちょうど沼津近くで、夕焼けの富士山。
アーベントロートの富士山。



沼津近くで東京出張の時によく通ったスパゲッティ店の分店があるので腹ごしらえ



懐かしい、パスタではない、スパゲッティ。

沼津から高速へ入り、浜松近くで降りて目的地へ。目的地は、静岡県境の愛知県東栄町へ
日本の奇祭のひとつ、”花祭“へ
花祭は東栄町のホームページによると鎌倉・室町時代の修験者達の宗教性に相通じるところからその頃に起源がある、とされています。
花祭は、祭場に招いた神々と酒食と舞を献じて願いをする立願の祭りとされているそうです。
東栄町では8箇所で、おこなわれていて、舞、神楽にはいくつかの流れがあるそうです。
コロナのために、地元の人限定の地区もあります。この日は一般の人も観ることが出来る中設楽地区へ。
土曜日の昼から始まりすが、土曜日の夜から舞が始まり、日曜日の昼過ぎまで、休みなく徹夜して舞続けて行きます。
このお祭りに際して、御布施のようなものを寄付(寄進)。”花見舞“と言います。
我が家も二人で“花見舞”を
”花見舞“をすると、そのお返しとして、式次第と鬼のデザインされた器を
ご利益あると思って大事に使っていこうと。
天井には“花”
花祭の花は、”生まれ清まり“という思想に基づき、生まれ清まりのための浄土への渡り、大法蓮華の花を手にする旨が古文書に記載されているそうです。
“成りものの先ぶれである花の出来を祈る祭”
”稲の花を指す“
“花山権現を祭る”
”死後浄土再生“
“年の初めの祭り”
等の諸説あるそうです。
20:00過ぎに舞が始まります
子供達が、踊り手さん達の真似をしながら踊っています。こうやって踊りに興味もち、そして伝統は引き継がれていくのですね。





寒さは厳しく、踊り手さん達の息も白いものが目立ってきましたが、汗で、体からも湯気が。ほぼ1時間弱を踊り続けるので相当厳しいと。
深夜近くには、子供達の“花の舞”が。親御さん達はもちろん、友達がたくさん、声をかけながら
素敵な温もりを感じます




スタッフの方達は皆さんお揃いの法被


更に幼い子供達。
ここは大人達が手取り足とを。
微笑ましい、素敵な光景


深夜になると、鬼の面をつけた”猿田彦“が現れます。

ここで、祭りは一気に盛り上がります。
“テーホへ、テホへ”のかけ声も大きくなっていき、多くの人達のかけ声が。




この鬼、顔中を手ぬぐいで覆い、大きな面をつけて大きく踊るので、かなりキツいです。仲間たちが皆さん、声をかけて、励ましていきます。
これも仲間たちとの絆ですね。

さすがに翌日までは観るのはシンドイので、深夜1時過ぎに、帰宅へ。
中設楽の会場近くの駐車場へ向かう暗闇の町内にも、”テーホへ、テホへ“のかけ声が響き渡ります。山々にも響き渡り、厳かな気分に。

名古屋には朝3時近くに。
土曜日朝3:30に自宅を出て日曜日の朝3時に帰宅。名古屋→東京→登戸→沼津→愛知県東栄町→自宅とほぼ丸一日。

今回も何回も野生の鹿、狸、カモシカに遭遇したので、注文していた“Deer Warning”を日曜日昼過ぎに取り付けました



ある一定速度以上になると人間には聞こえない周波数の音を出す”獣よけ“。
深夜、早朝に山の中を車で移動することが多いので、約にたつかな?
































コメント
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