ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

本来の名前が消えてしまった集落へのクラシカルツアー

2022-03-08 10:32:12 | スキー
天気良いので野沢温泉から隣の七ケ巻(ならまき)へ。
灯籠木峠から水尾山へ
誰もいない、自然本来の森。スキー場のスピーカーの音が微かに
別天地。
水尾山からは北西方面へ。
誰もいない我が家だけのシュプール。新雪を
滑り降りると奥志賀林道へ。
誰もいない、そして動物達の足跡🐾の他には何もない白い奥志賀林道。
林道沿いを見ると
真っ赤なスギの花。見ているだけで鼻がムズムズしそう。
鍋倉山。天気良ければ鍋倉山の奥に妙高山が見える絶景地。今日は天気悪くて妙高山は雲の中
七ケ巻への尾根を
動物達の天国!
春の訪れを感じさせる陽光
このツアーコース。今から20年くらい前までの山スキーのツアーコースガイドには必ず紹介されていました。野沢温泉でも宿のご主人たちがお客さんを連れてよく訪れたそうです。
今はもう滑る人も少なく、ツアーコースの看板も
自然と一体化。このコースはかれこれ20年くらい毎年通っています。最初の頃はまだ、看板にもうっすらと文字が残っていました。
木々もこの20年の間に大きくなって、昔は木々の存在は関係なく滑ることが出来ました。今は大きくなった木々の間を









七ケ巻には昔、小さなスキー場がありま
した。かなり昔にやめて、暫くは食堂らしきものもありましたがついに崩れて雪の中に
リフト乗り場の跡
下からスキー場跡を見上げると大きな段々畑。
今年は雪が多いから気が付きませんが、大きな段々畑で隣の同士は見上げるように大きな段差。
降りて来ると一日数本のバスのバス停
ここは”七ケ巻“
本当は“ならまき”と昔から呼ばれていた場所
でも、いつの間にか”なながまき“と。
最初は道路の案内で呼び名変更、暫くはバス停は昔の“ならまき”。でも数年前からバス停も”なながまき“に。
“ならまき”という地名は何かしらかの宛て字だったのかもしれません。ただこうやって昔からの名前、地名が消えていくのですね。


バス停は小さな倉庫のまえに。その倉庫には、懐かしい”ケンメリスカイライン“と“若き岩城滉一さん”
昼過ぎにはバスに乗って野沢温泉へ。一度、バスに間に合わずタクシーを呼びました。バスは二人で600円、タクシーは6,000円でした。
先ずは外湯で。
1番奥の滝之湯へ。14ある外湯の中では1番高いところにあってここへ行くまでに野沢温泉はもちろん、鍋倉山、斑尾山、妙高山を見ながら行くことが出来るので我が家のお気に入り
戻ってくるときにはこんな看板も。若い頃にはよく雪山があると仲間たちと誰かを雪山に放り込んでいたな!と懐かしく。若さ故の無謀さも特権かな。
昨年掛け替えられる前の長坂ゴンドラ。1990年に立ち乗りゴンドラ。中には電車のつり革みたいなのがありました。野沢温泉スキー場がスキー客で溢れかえっていた懐かしい時代
温泉のあとにビール飲もうとお店に入ったら、マンボーの影響でお酒の提供は出来ないとのことで宿でビール。

夜は宿の窓からゲレンデで打ち上げられた花火










翌日日曜日は冬型に戻ってあさから吹雪とガス


樹氷は綺麗ですが、視界も悪いのでスキーは中断
そして野沢温泉スキー場のスキー博物館へ。
いつも冬の間には色々と企画展を開催しているので毎年来ても飽きません













自分のテレマークスキーの3ピンメーカーの約100年前の金具。よく見ると3ピンではなく4ピン
これが当時の”格好よい“テレマークターンなのですね。疲れそうですが





100年近くのヨーロッパのスキーのポスター
ファッショナブル、そしていかにも上陸階級の遊びだったスキー





野沢温泉スキー場と言えば毎年、素敵なポスターを作っていて、それも楽しみ。そして野沢温泉スキー場と言えば岡本太郎さん。今は運休中の真湯連絡リフトからは砂防堤防に描かれた岡本太郎さんの作品を見ることが出来ました!


少し天気良くなったので上のゲレンデへ。
とりあえず、ゲレ食。
野沢温泉スキー場と言えば“カツカレー”
美味しいです。
お昼を食べ終わると、下から巻き上げる強風とガスで滑り降りるのにもストック使うくらい進みません。こんな時はさっさと温泉へ
真湯へ
そして川原湯とハシゴ
宿に戻ってのんびりと。
翌日月曜日は休みをとってスキー。でも天気の回復が遅れて相変わらずの天気。
あちらこちらふらふらしながらお昼は昨日とは別のお店でカツカレー

ところで、月曜日はウィークデーなので空いていますが、このご時世、コロナ対策と言うことでゴンドラはグループ、それ以外は一人ずつの乗車。つまり4人乗り、12人乗りもたった一人で乗車。さらに、週末ではないので、ゴンドラは間引き運転。電力消費を抑える為とはいえ、行列がながくなるのに拍車をかけています。そして週末は稼働していたゴンドラに並行して上ることができるリフトも運休。
意外と移動に時間かかります。こうなるとゴンドラは効率悪いですね。
降りてきて、宿近くの外湯、そしてお気に入りの”みゆき商店“さんの温泉饅頭、“道祖神饅頭”を。チーズ入りで美味しいです。
あとはバナナ一本入ったバナナボートを。

温泉でポカポカした体で名古屋へ









コメント
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