ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

この時期ならではの京都。でも、拝金主義がここまでとは。

2022-01-24 09:06:07 | 旅行記
世の中は感染で何処も彼処も”自粛“
そして、感染力は非常に強いもののインフルエンザ以下の重傷率。なのに、政府並びにお抱え医師達の“やっている感”並びに”責任逃れ“と思われる対応。いつから日本はこんなに“事なかれ主義””責任逃れ主義“になってしまったのだろうか?
きちんと対応する事により防ぐ事は可能と。
と言うことで、かなり気を遣いながら京都へ。この時期は特別公開をしている場所が多く、今回もそれをメインに。
名古屋駅までは(公共交通機関を使わず)車で。
名古屋駅の地下街も朝7時近くなのに閑散と


ナナちゃん人形も寂しそう。
名古屋駅からはバスで。
二人で4,000円弱
安いです
因みにホテルもたまたまインターネットで見つけた二人で7,000円強の新しいホテル


バスも空いています。
この時期、名神経由だと関ヶ原で積雪の可能性あるので今回は鈴鹿経由の新名神高速道で。
雪の鈴鹿連峰を見ながら
途中、休憩の甲南SAで近くの信楽焼狸の置物を
京都が大好きで京都に半移住の知人に案内をお願いして京都巡り。一昨年末にもお願いを。
先ずは伏見稲荷。このご時世、マスクを。
そして素顔を










山の上へ行くのは大変そうなので途中まで。
そして東福寺へ


巨大な山門が特別公開。多分、よく行く妙高火打山の登山道よりも急な階段を登って。
巨大さがよくわかります。この東福寺さん、東大寺と興福寺といずれも栄えたお寺さんから名前をとっているそうです。ただこの山門以外は大火で再建されたものが多いとも。
そして“東司”つまり当時のトイレ






用便も修行の禅寺。
ここから”美味しい京野菜の肥料が“という説明。
今の若い人達は肥だめ、人糞、肥料とは繫がらないでしょうね。自分達世代は普通でしたが。昔の東京オリンピックでは某南半球の国では“日本では人糞使っているので絶対に野菜を食べないように”と選手団に指示したのも昔の思い出。
巨大な伽藍の東福寺さんの中にある”虚無僧“で有名な明暗寺さんを横目に見ながらお昼へ。

ちょっと気になったお寿司屋さん

中に入ると芸子さん、舞子さん達のものが。
京寿司。


そしてこの時期ならではの“蒸し寿司”
寒いので体の内側から暖めます。
暖かい飲物と美味しいお寿司、とてもおいしかったです。















素敵な庭。
そして神仏混合の名残もあり閑かに楽しめました
ホテル近くをブラブラと。
中学校の修学旅行以来、半世紀ぶりに新京極へ。
当時は広いな!と思っていましたが、今みると、こんなに狭かったかな?と。当時は夜の外出(お土産)はここだけで、入り口と途中に学校の先生が立っていて監視されていました。監視と言っても別に、怖いものではなく、”何を買ったんだ?こんな土産もあるぞと“長閑な時代。





錦市場も。
美味しそうなお店が沢山あって、1杯吞みながら食べたいな、と。でも夜が近いので😢
夜は知人のお気に入りの小料理屋さんへ。
京料理の“およねさん”
一昨年末もお世話に。









鮒寿司







”寡黙な料理人“とはほど遠い、結構ストレートに話す大将。でも、暖かみのある、そんな素敵なお店でした。
相席の常連さんと近くでちょっとした二次会?
外は寒いですが、暖かい夜
翌日は先ずはベタに金閣寺
朝一番に行かないと混む、とのこで。


でも、ガラガラです。
知人もこんなに人の少ない金閣寺は珍しいと。
















人も少なく、金閣寺の美しさを楽しめました。
しかし、ここの拝金主義は目に余るものが。訳もなく小銭を投げ入れる場所があったり、昔からの小さな祠の前に、趣味悪いくらいのギラギラした売店が何カ所か。そして極めつけは“お茶室”になんと賽銭箱
まぁ、元々、当時の金持ち将軍が作った金閣寺ですから美しさと品のなさが同居するのも仕方ないとは思いますが。ここまでの拝金主義は凄い!さすが”金“閣寺と。聴くところに拠ると、大型バス等の観光客用に駐車場を拡大して整備したときに、既存の遺跡の存在を無視して強引な工事をしたと。本当にそうならば、寺としての品格が疑われますね。修復?された壁もいかにも安普請の壁で他のお寺さんと較べてもどうかな?と。
等と、この世の見納めの金閣寺。多分、二度と来ないでしょうね!
金閣寺のすぐ脇には左大文字
次に二条城へ。









ここも特別公開。
あまりにも広くて、歩くだけでも大変。とはいえ見所、沢山。知人の案内もあり色々と。
徳川幕府が天皇のために、天皇を迎える為に贅を尽くした絵画、彫刻も。鴬張りの床も。でも、こんなに広いと、冬、寒いだろうな!と冷たい床を歩いていて思いました。


お昼に向かう途中で神泉苑へ







お昼は街中華。
京都には中華屋さんが沢山あると聞いていました。
餃子の王将の1号店。
その近くの“京一”さんへ
何にしようかとと思っていたら地元人達が皆さんあんかけ中華、と注文していたのでそれを。コップ酒と。
知人によると、子供の時にここへ来た、という人達が多く、京都の人達の”味の思い出“のお店と。
本当に美味しかったです。
体もほかほかしてきたので今回の最大の目的地へ。

人数限定、完全予約制の桂離宮へ。






































































雨も強く降ってきましたが、閑かな、昔の雅人達の別荘を、我々庶民が楽しめました。こんなところにいると、色々と人生観も変わるだろうな?と。
1時間内近くのガイドツアーも終わって夕方に。バスに乗って京都駅に。
復路は新幹線で。
知人に御礼をいって別れてから、夜の食事(=お酒のアテ)を。鮒寿司と漬物、佃煮。
今回も、素敵な知人の案内で、人の少ない(元々冬は観光客も少ないですが)京都の冬を楽しめました。






































コメント
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