ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

初滑りのはずが。色々とあった突然の大雪

2021-12-20 11:17:17 | スキー
10年以上泊まっているホテルのポイントがたまって無料宿泊券、高山へ。
ただ金曜日までは雪も降らず、飛騨地方の殆どのスキー場が土曜日のオープンに間に合わず日曜日オープンなので土曜日は寄り道をしながら高山へ。急ぐことも無いのでひたすら一般道で。
名古屋の朝、小雪が舞い始めています
刃物の町、関市を
今から30年近く前に仕事で刃物の町、関市にも良く来ました。ナイフ、刃物の用の材料の営業で(あとは新潟県燕、三条にも)

途中、長良川沿いに。長良川鉄道をみながら
現役時代、取引先の工場がある白鳥町から長良川鉄道に乗って名古屋へ戻ったことも。また、春になったら乗ってみようかと。沿線には桜の木も多いので。桜といえば、国道156号線沿いに桜並木が多くあって見事です。これはかつて日本一の長さの路線バス、“名金線”、名古屋と金沢を結ぶ国鉄バスがあリましたが、その時の車掌さんがボランティアで沿線に桜の木を植えたため桜並木があります。その方は亡くなりましたが、同僚、後輩達が植え続けているそうです。”桜の木を植えた男“として小説にもなり、何回か映像化もされています。そのうち一回は確か加藤剛さんが主役だったと。
この”名金線“、途中、白川郷で1時間近く休憩しました。今は、夏だけ、名鉄とJRのバスが季節運行しています。路線バスというよりは観光バスの感じですね。
今回の最初の目的地、郡上市郡上八幡でマンホールの展示会

郡上市には多くの観光地もあり、また、清流長良川沿いにあるので、色々デザイン、鮎のデザインも多いです。
































郡上八幡のゴロから“GJ8マン”というご当地キャラも









雪の舞う郡上八幡をブラブラと









水の町、そこかしこに水の流れが。

そしてここに来ると必ず買う、鮎の”うるか“。
鮎の内蔵を使った日本酒のアテ。仕事の途中によく寄りました。
次に“日本土鈴館”。
取引先の工場がこの近くにあるので最初にきた20年近く前にここに来ました。篤志家の方が長年かけて集められた土鈴、そしてその他世界の玩具









































戦時中のものもあり世相を。
















ただこの土鈴館を運営されている方も高齢で、体力的に持たないということで間もなく閉館に。
なにしろ、東条英機からの手紙も貰った方ですから。ご苦労様でした。でも、これらの膨大なコレクション、地元の自治体でなんとかならないかな?
半日いても全てを見ることができないくらい多くの土鈴がありますから観光資源にもなると思いますが。

長良川といえば、天然の鮎。養殖の方が高い、と言われるくらい、鮎の多い長良川。多くの釣り人が来ますが、以前は、その釣った鮎を買い取るお店もありました。よく、今日の買い取り価格は何センチで幾ら、と店先の黒板に書いてありました。今は、どうなっているかな。
さすがに鮎の季節は過ぎていたので、鮎は無いと思ってお店の方にうかがったところ、今年はコロナのせいかお客さんが少なかったとのことで鮎がまだ残っていました。小雪の舞う寒さなので鮎雑炊。

飛騨地方の赤カブも。
ここから奥美濃の日本海と太平洋の分水嶺経由、高山へ。雪は分水嶺を越えると途端に大雪に。
そして山奥の峠坂に、雪まみれになりながらベンツを押している若い女性が。坂道が登れないのかと手伝おうとしたら、なんと、ノーチェーン、しかもノーマルタイヤ。聞くと、持ってきたチェーンが小さかった、と。そもそも、このベンツ、確かチェーンが装着できなかったと。中から茶髪の若い男の子が出てきましたが、救出の連絡しても断られたと。突然の大雪ですから無理もないと。それよりも、20cm近くの山道、よく、ここまで来ることができたな、と関心するというよりも呆れてしまいました。宿泊先が40km先とのこと(高山かな)。
進むと更に雪深く、戻るのも坂道で、どうしようもないので、宿に迎えに来てもらえば、とだけ伝えて先に。
しかし、何を考えているのだろうか?
美濃側に較べて飛驒側は大雪
高山の町中に入ると雪も増えてきます
高山市の久々野にある坂本酒店さんへ

娘さんの雪だるま⛄だそうです
このお店、ワイン好きの中では隠れた名店。先代からここにしかないワイン、そして地下のワイン置き場には沢山。ここのご主人、確か、長野県が進めているリンゴ→ブドウへの転作で土地改良のアドバイザーもなさっていたと。
ここではいつも家飲みの安いシャンパンを。
野口英世さんお一人くらいで美味しいシャンパンを置いてあります。ご主人と楽しくお話しをしてから高山へ。

30年以上通っているステーキ屋さん
素敵なマスターのいるラビットホールさんへ。

ツルツルの高山の町中、酔いも回って足元に注意しながら夜の雪景色を




翌朝は朝早くから朝市へ






顔なじみになった朝市のお店で”花餅“を。高山市の冬の飾り
そして春慶塗のお店へ。春慶塗ではありませんが、今はもう作っていない“千巻き”のお皿。これは戦争中に兵隊さんの食器を軽くするために帯状のものを巻いて作ったこの地方独特のお皿。戦後、食器の軽量化ではメラミンがてき、プラスチック化されてこの”千巻き“の技法は廃れてしまいました。顔なじみになった春慶塗のお店ではよく出して貰って買いました。このお店のものは全て売れてしまって、知人から頼まれて売っていると。とにかく、物凄く軽い食器。技術がなくなってしまったのは残念ですが。
お店のご主人に挨拶をしてから雪の朝の人の少ない高山の旧い街並みを




9:00前に高山を出て奥飛騨のスキー場へ
殆どのスキー場が日曜日から営業開始、その中でも毎年、すべり初めにいく平湯温泉スキー場へ。
ところが、リフトは2本、それもなだらかなスキー場で足慣らしには最適地なのですが、営業開始日はリフト券無料、とのことで、いつもはガラガラなのにこの日は駐車場に入れないほどの車で溢れています。
そんなに広くないスキー場、多くの人で溢れていては危ないので、初滑りはあきらめて。

平湯温泉のバスターミナルで一息入れて高山へ。
平湯峠へのヘアピンカーブの道は緊張します。かなりの高度の高架橋で宙に浮いている感じで圧迫感があり、傾斜も急で下ってくる車が膨らんできたり、また、外へ膨らむのを恐れて思いっきり内側を走ろうととする車が多いので。特に雪に慣れていないシーズン初めは。途中、地元ナンバー(飛驒ナンバー)の車、何台も路肩に突っ込んでいました。




冬季閉鎖中の乗鞍スカイライン入り口には多くの車が。ちょうど山スキーの板を持っている人達がいましたので早々とスキーツアーに出かけたのでしょうね。十石山、あるいはスカイラインかな。

高山では、これも高山の冬の食べ物、“汐ぶり”
高山では塩漬けされたブリの市が立つくらい、昔から冬に食べられていたもの。ワガヤの正月用に
あとはひたすら名古屋へ国道41号線で

この時期の雪の降り始めた頃、常緑樹の緑と雪のコントラストが素敵。
のんびりと名古屋へ
初滑りはできませんでしたが、色々とありました。





















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