妙高、髙谷池ヒュッテの改築でかなり色々と変わる、ということで、色々とインターネットでネットサーフィンをしてみると色々と。
登山者が求めているのは
(1)食事
(2)寝床、プライバシー
(3)トイレ
と、いうことのようですね。
食事、ということでは冷凍食品を使用したものをうまく出している小屋が多いですね。揚げ物、焼き物にも。
寝床については、やはり清潔感のある布団、と、個室の要望。個室の要望は今までとは異なる現代的なもの。団体登山、グループ登山が増えていることも一因かも。ただ、一方で、単独行の登山者も多いです。これらへのバランスをとることも考えないと。
驚くことに、これから新造されるフェリーは、どんどん個室が増えていくようです。大部屋での雑魚寝はかつてのものになりつつあります。時代は変わりつつあります。
トイレについては、やはり水洗、さらに洗浄機能の要求が強いようでね。
確かに昔からの登山者には、贅沢かもしれませんが、最近の(元々は山登りしていない)中高年登山者、水洗トイレ以外を知らない若い登山者には”ぽっとんトイレ“は耐えられないかもしれません。
もちろん、これらの要求を受け入れると値段はあがります。でも、民間の山小屋では、利益率は高いところも多い(経営者の収益が高い)のも事実。もちろん、ほぼ24時間、拘束されることや、緊急事態への対応をとらなければならないことも考える必要はあると思います。単純に収益が多い、少ないだけでは判断できないでしょう。
公営の山小屋であれば、損益分岐点を把握すれば、料金もおのずと下げていくことも検討できるでしょう。もちろん、このようなことは、廻りに民間の山小屋のあるところは難しいかもしれませんが。
かつて、北アルプスの山小屋に居候していたときに、意外と損益分岐点は高くはなかったと思いました。
これからは、山小屋も経営的な視野で運営することが、継続的に存在する、という意味では必要なのかもしれません、補助金、公的資金を当てにしてはいけないのかもしれません。
もちろん、大前提として、自然環境を破壊することは言語道断です。
時代とともに、変わらずに遺すものと積極的に変えていくもの、このバランスが求められるのかもしれません。
そして素敵なスタッフ。登山者に媚びへつらう必要はありませんが、やはり客商売なので、それなりの対応は必要かと。
髙谷池ヒュッテは古き良きモノを遺しながら新しい山小屋に変わりつつあるのかもしれません。
素晴らしい、この地を愛するスタッフがいる限りは山小屋が改築されても、大丈夫でしょう。そしてこの山小屋とスタッフのファンがいる限り。