ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

たかがアニメと思うと!

2016-10-04 08:01:26 | 映画


週末の昼は混むと思い、ウィークデーの最後の回に。
いつもはガラガラなのに、今回はかなりの人が。若い人達も多いですが、やはり年配者が多いです。
映画のストーリー自体は昔からある、時空を超えた入れ替わりですが、そこから人とヒトの繋がりに発展していくのは、なんとなく、VR(Vvirtual Realtiy)が蔓延している現代日本での“生身の人との繋がり”に憧れる、そんな現代的にアレンジストーリー。
でも、圧倒されるのはなんといっても新海監督の、詩的な、美しい映像。
岐阜県飛騨市の風景が映し出されているために、”聖地巡礼“と称して、多くの若者たちが押し掛けているそうです。確かに、よく行く飛騨古川の駅の跨線橋、図書館等、そう言われればそうですが、映画の映像はひょっとしたら実物よりも美しいかも。新海監督自身、まだ40代前半なのに、50代、60代が観ても、懐かしい日本の原風景を見事に映し出しています。
映画館に来ていた若い人達は、なにか異次元、特に都会生まれ都会育ちの人達は、おとぎ話を観ているような感覚かもしれません。
アニメ映画、と言えば、殺伐とした殺し合い(どんな理由をこじつけても)、もしくは9等身、10等身のあり得ないミニスカートの女の子が出てくるロリコン映画が酷く、ジブリの映画以外は、観ません。
そのような印象でこの映画を観ると、“アニメ=アキバの頽廃”とは違う、日本の表現力の凄さに感心します。
驚いた、そして、感心した、映画

コメント
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