ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

外国人観光客

2013-02-11 22:23:09 | スキー

3連休は野沢温泉へ。

とはいえ、スキーをせずに寝込んでいました、風邪で!

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少し気分がよくなると、ブラブラと。温泉神社。

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飯山に出かけて、老舗の鰻屋さん(本多さん)で。関東風の少し生臭さがあるうなぎ(名古屋の出身者達には不評ですが)。東京出身なので特に苦にはなりませんが!

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帰りの道の駅で、信越トレイルの山々が綺麗。鍋倉山もくっきり(こんな日にスキーができないなんて)

野沢いに戻ると、外国人が多くみられるようになりました。

外国人は北海道ニセコが最初に有名になりました。

ニセコには会社に入社してから、なんだかんだと25年以上スキーに訪れています。丁度、10数年前にオージーが増加したときは比較的、年齢層が高い、裕福な人が多かったです。そこで数日滞在したときに夜、飲みに行ったときにいつもいっしょになった年配のご夫婦に色々とお話しを聞いて、おもしろい話をききました。当時は入社20年以上で、一週間の休みと少額の旅行代金をもらってニセコに滞在していました。

”20年も勤めてたった1週間しか休みをくれないのか?日本の会社はクレージーだ!”

そしてニセコの印象を聞くと

”日本人は優しい”

ニセコに来た理由を聞くと

”実は、欧米のスキー場に行くと、オーストラリア人は馬鹿にされる、やはり、歴史的なもので仕方がないが(もともと、オーストラリアは英連邦の犯罪人の流刑地)”

意外な理由に驚きました。

その後、裕福なオージーを追って、金儲け目当てのオージーを中心とした欧米人が増え、ニセコもトラブルが結構増え、昔ながらの旅館、ロッジが皆、やめてしまいました。

このような状況でニセコが荒れてしまい、”お金を持った”裕福なオージー・欧米人が減ってしまいました。また、折角、日本に来たのに、外国人ばかり、ということで他のスキー場に散っていきました。

その後は香港のお金持ち、そして中国本土のお金持ちの方たちが来訪。この人たち、自分たちでお金で財を成した人たちで話をすると結構おもしろい方たちが多かったです。

でも、今は、どちらかというと、このお金持ちの家庭の子供たちが多く来ています。この人たち、非常にタチが悪い、わがままやりたい放題で育ってきていますので、行きつけの飲食店でも評判が悪いです。

また、本当の成金中国人も増えて、近くの土地を買いあさっています。地下水が目的ともいわれていますが。すでにニセコの某スキー場内の一角が地下水目的で購入されている、とのことです。

”観光地にとって”

”望ましい”

”外国人”が必要なのかも。

野沢温泉に多くみられるようになった外国人を見てふっ とこんなことを思い出しました。

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メイド・イン・ジャパン

2013-02-11 21:49:09 | 社会・経済

”メイド・イン・ジャパン”

NHKの開局記念に製作されたドラマ

ストーリーは、経営破たんの危機にある大手電機メーカー。そこを10年前にやめた技術者が、中国メーカーに転職、あらたな新素材を開発、この技術実は日本では採算が取れないとの理由で開発を中止された技術。

結局は、経営破綻の危機にある日本の電気メーカーと中国企業との特許争いがおこりますが、結局は、中国企業と資本提携をすることにより、経営破たんを避けようとする、

という内容

井上由美子脚本なので大体は想像していましたが、あまりにもひどい内容(幕末の騒乱をお茶の間茶番劇にしてしまうので想像はしていましたが)!

ドラマの最後で中国企業と提携した日本の企業の経営陣は

”つらいが、日本国内の製造拠点閉鎖と大幅なリストラ”

この番組のどこが、”メイド・イン・ジャパン”なのか?守ったのは日本固有の技術ではなく、”会社”そのもの。

そもそも、日本の名だたる大手企業、特に電機メーカー、重厚長大企業はほとんどが、瀕死の状況となったのは、なぜなのか?技術者を大事にせず、”会社のため”の金科玉条のもと、人材を切り捨て、自分たちに都合のよい幹部のみでまとめてしまった経営陣。

今の日本の企業は、”新たなこと”を始めると、口にする幹部は多いものの、実態は、都合の悪いことは上がらず、全体を見る有能な経営陣がいないことが原因。

その結果、日本国内では切り捨てられた技術が海外では有効に使える(資金力も豊富)、つまり、経営判断の誤りの結果。

たとえば、LEDはどこが多く作っているのか?というと電機メーカーではありません、アイリスオーヤマです。

そもそも、電機メーカーの凋落の原因はどの企業もTVばかり。電機業界は、常に”ヒット・アンド・ラン”、他の企業より少しでも早く新しい製品を出して、逃げ切る、この繰り返し。但し、日本企業だけのスピード感ではよかったのかもしれません、しかし中国、韓国、欧米の企業にスピード感には通用しませんでした。

特に、電機メーカー、重厚長大企業は、”技術に過信して”使い手のことを考えてきませんでした。一般の人が求めているものに気が付かず、その結果、”価格競争”に巻き込まれ身動きがとれなくなっています。

日本が誇る”品質”についても日本の製品は他国並み。オーバースペックでようやく、満足されていたことに気が付かず、そこそこの品質に”コスト面から”落としてしまいました。今ある日本製品の”品質信仰”は”過去の諸先輩たちの遺産”です。

今、製品を購入するときに、非常に安価に購入できるため、壊れてもいいや!と思う人が大勢を占めています。そのように考えると、最近の高価な日本製品が壊れること、最近おおくありませんか?

この点自動車産業は異なる動きをしており、今後も大きく期待できるかもしれません。

過去の失敗した経営陣の流れを組む現経営陣が大幅なリストラを推進する、なんかおかしいですね。

きらりと光る小さな多くの企業があることも事実。

日本の名だたる大企業、時間の問題かもしれません。

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