今日は、環境省主催の自然観察会でパークボランティア、と言っても大先輩たちの貴重なお話を!朝早くから、昨日通ってきた笹ヶ峰林道で事故、救急車が来ていました。聞けば、きのこ採りに来た人の車が林道から滑り落ちたとのこと。今年は、関東地方では放射能の影響できのこ狩りができず、業者がかなり当地区まで入り込んでいるとのこと。今回の事故も関東ナンバーの業者のようでした。今年は、今まで見たことのない関東ナンバーの車が多いとのこと。こんなところまで放射能の影響が!
天気予報がよくなかったせいで、数人のお客さんがキャンセル、でも不思議なことに下界の天気悪くても笹ヶ峰は天気がよいことが多く、今回も曇りながらときおり日も差す天気!
笹ヶ峰には梅雨がない!という方も。
ドイツトウヒの群落。このドイツトウヒ、もともとは水源林として植えたスギが遅霜で全滅、その後カラマツを大量に植林したところ、ウサギに食べられてまた全滅、そして最後に植えられたのがこのドイツトウヒだそうです。このドイツトウヒの森、日本最大の規模だそうです。
笹ヶ峰には、牧場開発前の昔ながらの状態を保存している場所があります。それが笹ヶ峰神社周辺です。
笹ヶ峰には日本の水100選に選ばれた宇棚の清水があります。
この宇棚の清水の水は、妙高、三田原山のおよそ50年前に降った雨だそうです。また、一日、小学校のプール12杯分が湧いているとのこと。思わず、みなさん、”50年前、何をしていたのかなぁ?”(残念ながら、まだ、生まれていなかった、という人はごく数人のみ)
しばらく歩くと昔の木地師のお墓があります。よく見ると文政年間のもので、非常に古いものです。話によると小椋さん、という苗字です。この小椋という苗字、全国の木地師に与えられた由緒ある苗字で、ここの小椋さんは、塩尻の方が糸魚川に呼ばれ、その後高田藩によりこの地に招へいされた、とのこと。そういえば、この小椋という苗字、東北のこけしの作家にはよく見る苗字ですし、木曽の木工製品の製作者の名前にもよく見ます。
今日は、諸先輩方の色んなお話を伺えて、勉強になりました。それにしてもこの笹ヶ峰はとても良いところですね!