社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

教え子の帰省!

2012-03-17 08:53:19 | Weblog

 昨年4月から、北海道の大学で勉学に励んでいる大高卓球部出身のYが、祖父の一周忌と春休みのために大船渡に(家は被災したので仮住まいの所)帰省してきている。

 昨年3.11の大津波のときは、卒業式が終わり気仙OPのための練習に自宅から三陸鉄道で学校に向かい、盛駅について学校まで後わずかのところで地震と遭遇、自宅に残っていた祖父はおそらく逃げずに帰らぬ人となってしまったのである。

 Yの父親いわく、「娘は卓球のおかげで命が救われた」と話していたのである。

 Yは、とても熱心に練習をしていたが、私の指導が至らなく上部大会には進めなかった。

 それでも帰省するたびに連絡をくれたり顔を見せてくれるのであり、指導者にとってはとても嬉しいことなのである。

 今回もお土産まで持ってきてくれて、明日の大船渡リーグには顔を出して手伝ってくれるとのことであり、教え子のおかげで、今日はとても嬉しい気持ちになっている。

 

 *朝の河川敷


東京選手権②!

2012-03-16 14:00:22 | Weblog

 3日目を迎えた東京選手権は、年代別が大詰めを迎えているが期待の県勢では、男子フォーティで第2シードの小田桐憲仁(富士大職)は準々で堀雅敏(新潟)に1-3と残念ながら敗退。

 女子フィティの藤澤幸子(奥州クラブ)は1回戦から続いた接戦を制し同じく準々まで勝ち進んだが、2位となった鶴田昌枝(神奈川)に0-3と敗れ、いずれもベスト8止まりとなった。

 その他の岩手県選手の上位進出は、残念ながら無かった。

 男子ダブルスに出場の小笠原笑太(埼玉工業第4年)は4回戦まで勝ち進んだがシードペアに0-3と敗れ上位進出はならなかった。

 その他の県勢ダブルスも、1・2回戦で敗退した。

  

  

  

  

  

 


TOKYO OPEN 2012 始まる!

2012-03-15 10:42:14 | Weblog

 第64回東京卓球選手権大会が昨日から東京体育館を舞台に開催され、初日の男女ダブルスから熱戦の火蓋が切って落とされた。

 今年の大会は、オリンピックや世界団体の関係から男女ともトップの選手は出場していないが、その分他の選手にチャンスがあり、ある意味面白い展開が予想され多くの選手に上位のチャンスがある。

 県勢もほとんどの種目にエントリーをしており、全国のレベルを肌で感じる貴重な機会なので、思う存分のプレーで上位を狙ってほしいと思っている。

 また、男子フォティでは小田桐憲仁(富士大職)選手が第2シードになっており、特に上位が狙えるのではないかと思っている。

 ジュニアやカデットについては、その後行われる全国選抜大会に弾みがつくような活躍を期待している。

 

 *復旧なった太平洋セメントへの開発鉄道・河川敷堤防にかかる踏み切り

 

 *群れる白鷺(シラサギ)

 

 *寒さ知らずのカモたち

 


陸前高田市気仙中!

2012-03-14 14:06:25 | Weblog

 今日の岩手日報第1面の記事(感謝と決意 合唱曲に)から、

 気仙川の河口にあった陸前高田市の気仙中は、大津波により全壊し現在は廃校になった前矢作中の仮校舎で学校生活を送っている。

 昨年の当時は、卒業式の前日のため生徒全員で予行練習をしており、大津波警報と共に直ぐ近くの山に登りその惨事を目の当たりにしたが中学生は教職員と共に全員が助かり、近くの公民館などで一夜を明かしたという。

 さて、明日になった今年の卒業式では、東日本大震災を題材にした合唱曲「空~ぼくらの第二章~」を披露する。

 これは、同校で音楽を担当する千葉賀子講師が「今ある命と感謝をかみしめ、いつまでも歌いつないでほしい」と知り合いの専門家に作詞作曲を依頼、全校生徒は支援への感謝と復興を担う決意を歌声に乗せて発表する。

 前記の千葉先生も、当時大船渡の自宅に帰り着いたのは震災から3日目であり、家族は半分あきらめかけていたのである。

 「古里を思う気持ちは全国どの人も変わらない。その思いをいつまでも大切にしてほしい」

と全国でも歌い継がれることを千葉先生は願っている。

 

  


ウオーキング!

2012-03-13 10:32:12 | Weblog

 今年に入り風邪のために長らくサボっていた、ウオーキングをしばらくぶりに今朝から再開した。

 昨年末に引いた風邪が、治ったと思ったらまた直ぐ引いてしまうような感じで、なかなか体調が優れず、それに怠け癖が重なり約2ヶ月の間冬眠生活?を送っていたが、二男の「暖かくなってきたから歩いたら」という言葉に後押しをされ、今朝やっと実行にこぎ付けたのである。

 意思の固い大野高校のK先生は、朝のウオーキングを年中休むことなく続けており、同期の私にとっては頭の下がる思いなのである。

 何事も始めるまでが大変なのであり、ウオーキングも毎日続けだすと休むのがもったいない気になるから不思議である。

 

 *正面の高い山が霊峰「五葉山」

 

 *遠くに見える長い橋は震災時に大活躍した高速道

 

 *盛川河口、太平洋セメントの煙突からはガレキ焼却?の煙が上がっていた

 

 *右に見える土の道路は線路がなくなったJR大船渡線、再開が待たれる

  

 


新たな一歩!

2012-03-12 08:55:48 | Weblog

 昨日の3.11を契機に、あの東日本大震災の復旧から復興へ新しい一歩を踏み出すことが求められている。

 しかし、そのためには国自体の今まで以上の抜本的な援助が欠かせないのである。

 住む場所・働き場所が、近々に確保されない限り復興とは名ばかりなのであり、被災者の不安はいつまでも払拭されないのが本当のところである。

 震災から早一年が過ぎてしまったのであり、未だ依然として復興への槌音が聞こえてこない現状は、ただただ焦りや不安から、徐々にあきらめに変わって来ているのである。

 政治に対する不信感はますますつのるばかりであり、誰が被災地を救ってくれるのだろうか?

 東北人は、我慢強いのが特徴でもあるが、それは通常でのことであり、現在は日一日と限界に近づいて来ているからなのである。

 現地では、復興に向け一歩を踏み出そうと努力している元気な人たちも多くいるのも確かである。

 しかし高齢者や、病気などで健康に不安のある方々にとっては、とても辛い日々なのである。

 「新たな一歩!」を踏み出すには、最低10年ぐらいのスパンでの取り組みが必要だと実感している。

 道ははるか遠いかもしれないが、それでもみんな手を携えて、共に未来への希望に向かって歩んで行かなければならないと思っている。

  

  

  

 

 


大震災、あれから1年!

2012-03-11 08:22:32 | Weblog

 今日、あの大震災大津波から一年を迎えた。

 今まで生きた中で一番短く、辛いことを多く目の当たりにして、どのようにして過ごしてきたのか全てを思い出せないほどあっという間の一年であり、今はただ万感の思いなのである。

 まさか自分の人生の中で、こんな忌まわしい出来事に遭遇するとは思いもしなかったのであり、 おそらく誰しもがそう思っていることだろうと察する。

  時として自然は、突然牙をむく。

 人の計りでは理解できないほどの脅威が突然襲ってくるのであり、それは到底人の力では太刀打ちができないこともあるということを思い知らされたのである。

  生かされたものは、このことを後世に伝え未来への糧としなければならない責任がある。

 しかし、それでも自然は四季折々にきれいな花を咲かせ人々の心を和ませたり、山海の幸を恵んで大地を育んでくれるのでもある。

  人はいつでも自然と共存していかなければならないことを、強く思い知らされた。

 

 また、人々は常に強い絆で結ばれ、あらためて命の大切さも教えてくれた。

 卓球関係での支援もたくさん頂いた。

 何日もいろんな方法で安否を気遣ってくれたり、たくさんの励ましや物心両面の支援も頂いた。

 感謝しきれなく、本当に心からありがたいと思っているし、卓球での絆は行動力が迅速であり、他のスポーツに負けないネットワークがあることも私たち被災地を支えてくれたのである。

 吉田海偉・小西杏夫妻に代表されるように、みずからそしてわざわざ遠方から馳せ参じてくれて、被災地の子ども達を中心としたわれわれ卓球人を心から励ましてくれた。

 また多くの卓球メーカーや卓球有名人が来大し、物心両面にわたる手厚い支援は、私たちに大きな希望と勇気を与えてくれたのである。

 今日という一年の節目に、あらためて今後の生活や卓球活動を充実したものにしていかなければとならないとあらためて心に誓ったところである。

 今日午前中の大高練習では、子ども達と一緒に犠牲者に黙祷を捧げ、そして3.11やその直後のこと、これからの復興への取り組みなどを後世にしっかり伝える役目があることを説いた。

 今後子どもたちが自主的に、どのように部活動を進めていくのか、そしてそれをいつでも見守りながら後押しをしていくこともコーチとしてのあるべき立場なのかもしれない。

 「wasurenai3.11」 

 

 


年度替わり!

2012-03-10 08:06:01 | Weblog

毎年のことではあるが、3月と4月は年度替わりということで何かと落ち着かない日々でもある。

 卒業・入学・定年退職や転勤・転職、入試・合格発表etc..........。

 とにかく一年の主な出来事が一気にやってくる。

 これらは、すべて当日だけの話ではなく、服装や髪に至るまですべて相当な準備が伴ってくるのであり、それ相応のお金も懸かってくる。

 それでも、全てのことが大変重要なことであり、一人一人の人生の大事な節目なのでもある。

 明日で一年になる大震災大津波のために、この節目に立ち会えなかった数多くの方々がいることをあらためて心に思い起こし、一つ一つの事柄に感謝の気持ちを持って臨んで行かなければならないと自戒している。

  

  *思いを寄せ書きに!


昨年の3.10ブログより!

2012-03-09 10:27:05 | Weblog

 昨日は、宮城県沖を震源とする地震が発生し、それに伴って大船渡では最大60cmの津波が押し寄せ、マスコミもこぞって大船渡からの映像を全国に発信したり、夜のニュースステーションでは冒頭に大船渡の様子を伝えていた。

 地震は、予兆が全くなく突然訪れ、一瞬にして人々を恐怖に陥れるのであり、ニュージーランドでの、たくさんの邦人が巻き込まれた地震も記憶に新しいのである。

 大船渡は、海に面している地域が多く津波に対しては直ぐ避難勧告がなされ、沿岸の方々は近くの高台に避難するのである。

 今回の地震での津波は、60cmということだがその被害状況についてはまだ調査中である。

 養殖棚などの、目に見えないところの被害が懸念されるところである。

 ここ30年間のうちには、相当大きな宮城県沖地震の発生率が99%起こるとされており、その危機管理が進められてはいるが、一般人の我々が各々の家庭や職場において
対策を立てなければ成らないのである。

 「備えあれば憂いなし」である。

 *以上、昨年震災前日3.10のブログより

 昨年のブログ、おわりの4行のそのときを振り返ってみると「ここ30年間のうちには、相当大きな地震が発生する」と、書いてある。

 しかし、実際は次の日3.11.午後2時46分に大地震が起き、その40~50分後には予想をはるかに超えた巨大津波が襲ってきて、多くの尊い人命が失われたのである。

 まさか、「30年間のうちに」が、次の日になろうとは私自身、いや多くの人々にも1%も頭にはなかったのであり、まさに自然の驚異としか言い様のないことだったのである。

 いま一度、「備えあれば憂いなし」である。

 この機会に、あらためて身の回りのそれぞれの保身について、考え・実行することが求められている。

  

  *被災直後の大船渡町

  

  *壊滅的な被害を受けた被災直後の「三陸鉄道南リアス線」

   

 


指導者の条件!

2012-03-08 13:36:51 | Weblog

 「力強さは使命感をもつところから生まれる。」

 人は自分がやらなければいけないと強く意識すれば、腹がすわり、力がみなぎってくる。

 意識の持ち方次第で物事への取り組み方が変わってくるものだ。

 *松下幸之助 『指導の条件』より

 私は、自分がやらなければならない事で、ついつい他人をあてにしてしまうことがある。

 卓球指導にしても、まさに使命感をもたずにマンネリで指導に当たってしまうことがあり、反省しなければならないことばかりでなのである。

 震災直後は、なぜか使命感におそわれ何事にも積極的に活動をしてきていたように思っているが、最近はその緊張感が薄れてきてしまっている。

 卓球の練習計画と同じように、日々の計画・週の計画・月の計画・年の計画や多年度に亘る長期計画など、目標をしっかり立てモチベーションをステップアップしていかなければならないと感じている今日この頃である。

  

  *春の甲子園に活躍が期待される花東硬式野球部